高収入なのに金融資産がない人は相当数います。この記事の前半では高収入なのにお金がない人の共通点を考察、後半では将来後悔しないよう収入の一定額を貯蓄・投資に回す方法を紹介します。
年収1,000万円超なのに保有する金融資産が300万円以下の割合は?
「高収入の人はお金持ち」というイメージを持ってしまいがちですが、実際には収入と資産が必ずしもリンクするとは限りません。
金融広報中央委員会の調査によると 年収1,000〜1,200万円で「金融資産の保有額100万円未満」の人は全体の6%います。さらに、「金融資産の保有額300万円未満」に対象を広げると約15%にもなります。
つまり、年収1,000〜1,200万円の人のうち約7人に1人が、年収の1/3〜1/4程度の金融資産も持っていないということです。
出典:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)
高収入なのにお金がない人の共通点とは?
では、高収入なのにお金がない原因は何でしょうか。わかりやすいのはギャンブルですが、パチンコや競馬、競艇などで散財している人は一部でしかありません。消費者庁・内閣官房の調査によると、ギャンブルをする人の割合は全体の約2割です。
残りのギャンブルをしない大半の人たちは、以下のようなことが「高収入なのにお金がない原因」と考えられます。
支出管理をしていない
高収入のビジネスパーソンなら、十分なお金が毎月入ってくるので、支出管理をしなくても豊かな日常生活を送れます。手元のお金がなくなっても、高収入だとカードローンの限度額が高いことも多いので「借りる→返す」を繰り返せば、表面的な豊かさを維持できます。
つきあいでお金を散財している
高収入のビジネスパーソンは役職が高いケースが多いため、部下や取引先におごる機会も多いでしょう。また、ランクの高い人とつきあうことも多いため、ゴルフや冠婚葬祭の費用もかかりがちです。
貯蓄・投資を後回しにしている
高収入のビジネスパーソンは激務のことも多く、そのストレスを解消するためにショッピング、レジャー、旅行などに過度にお金を使い、貯蓄や投資を後回しにしているケースも見受けられます。高収入が一生続けばよいですが、「もっと節約していれば……」と後悔するケースもよくあります。
一定額を貯蓄・投資に回したい……具体的な方法は?
高収入の人もそうでない人も、貯蓄や投資を後回しにすれば将来的に後悔する可能性があります。着実に金融資産を増やす方法は、「収入の一定額を貯蓄や投資に回す」ことですが、一例として以下のような方法が挙げられます。
積立預金
普通預金にお金を入れておくと、つい使ってしまう人は、普通預金と別口座でお金を管理するのがおすすめです。毎月決まった金額が預金される積立預金なら、手間をかけずに一定額を貯蓄に回せます。
積立投信(インデックス投資)
一定額を投資に回す方法としては、毎月決まった金額の投資信託を買い付ける積立投信があります。手堅い運用を狙うなら、日経平均やS&P500などの指数と連動するインデックス投資がおすすめです。
株式積立(高配当株投資)
毎月決まった金額や株数を購入する株式積立も、一定額を投資に回す有効な方法です。高配当株を中心に積み立てていくのがよいでしょう。
不動産クラウドファンディング
高利回り重視なら、不動産クラウドファンディングを組み入れるのもおすすめです。利回りはケース・バイ・ケースですが、5%以上の案件も多くあります。ここまでに挙げたその他の方法と組み合わせると、資産全体の利回りを高めることが期待できます。
現在募集中の不動産クラウドファンディングの案件は、以下の比較サイトからチェック可能です。詳細を確認しながら、投資先を探してみてはいかがでしょうか。
不動産クラウドファンディングの比較サイト「YANUSY Funding」
※預金以外はすべての投資にリスクがあります。ご自身の判断と責任に基づいて慎重に行ってください。
(提供:YANUSY)
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