紹介するウイスキーの簡単まとめ
- シングルモルトの中ではコスパ最高
- 爽やかでスッキリめの明るいニュアンスの味わい
- ソーダ割りがSNSでも大人気
今回の記事では、スコットランドのスペイサイドで造られるシングルモルトウイスキー「グレングラント アルボラリス」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
グレングラント アルボラリス
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (スペイサイド) |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
熟成樽 | バーボン樽 スパニッシュオークシェリー樽 |
グレングラント アルボラリスは、グレングラント蒸溜所が創業180周年を迎えるタイミングである2020年に発表され、その後日本では2021年5月に発売されました。
商品名にもなっている「アルボラリス」は、ラテン語で「木漏れ日」という意味があります。
蒸溜所の創業者であるジェームスとジョンのグラント兄弟は、蒸溜所の隣にビクトリアンガーデンを持っておいて、園内にある木々から降り注ぐ木漏れ日からインスピレーションを受けて名付けられました。
箱やボトルにデザインされている幾何学模様は、このビクトリアガーデンに着想を得ています。
グレングラント アルボラリスの評価・レビュー
バーテンダーである筆者がグレングラント アルボラリスを実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
香り
香りは弱めです。
フレッシュなフルーツの爽やかさ、ハチミツやバニラの甘さ、干し草のような香りを感じます。
味わい
香り同様とてもフルーティーで、ほのかな甘味も感じます。
とても軽い飲み口でクセもないため、誰でも気軽に飲めるような味わいです。
余韻
やや短めです。
けっこうドライで、バニラの甘み・モルトの芳ばしさ・スパイス感があります。
全体的にフルーティーでサラッとしていて、飲みやすいです。
少し抽象的ですが、明るいイメージの味わいを楽しめます。
若めの原酒なので味の熟成感はまったくありませんが、それが逆にフレッシュで爽やかな味を生み出している感じです。
飲み方別の評価
やはり若い原酒なのでアルコール刺激はあります。
しかしフルーティーさと甘さを1番感じられるため、お酒に強い人は試してみてもらいたいです。
おすすめ度 3
もとから味わいに厚みがないので、単に薄まりすぎてしまいます。
香りは感じやすくなるものの味はボヤけるので、中途半端な感じです。
おすすめ度 1.5
ビターさが出てきます。
フルーティーさは健在で、甘みは減る感じです。
悪くありませんが、アルボラリスの良い点である爽やかさが少し潰れてしまう気がします。
おすすめ度 2
麦の甘さとフルーティーさをよく感じ、とても飲みやすいです。
もとの味わいが優しいため、ほんの少し濃い目に作るほうがよいでしょう。
おすすめ度 4
とてもフルーティーでサッパリとした飲み心地です。
バランスが良く、あまりネガティブな印象は感じません。
おすすめ度 5
総合評価 4
グレングラント アルボラリスは味わいに深みはないものの、コスパに優れ、スッキリと飲みたいときにはぴったりのウイスキーです。
シングルモルトで2,000円台はなかなかないので、「シングルモルトはブレンデッドと味的に何が違うんだろう?」と疑問を持っている人でも気軽に試せます。
フルーティーで本当に飲みやすいので、初心者でも比較的美味しく飲めるでしょう!