日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 31,565.64円 △114.88円
為替 1ドル=145.39円
売買高(東証プライム、以下同) 2兆5854億18百万株
売買代金 2兆8832億14百万円
値上り銘柄数 1,178銘柄
値下り銘柄数 587銘柄
騰落レシオ(25日) 104.32%

市況概況

中国の利下げを受けて堅調となるも、結局は手仕舞い売りに押されて冴えない展開

週末の米国株がまちまちで方向感に乏しい展開となったことなどから、買戻しが優勢で買い先行となった。

寄り付きの買いが一巡となった後も値持ちは良く、値持ちの良さから買戻しを急ぐ動きとなって戻り歩調となった。中国での利下げが報じられると乱高下となったものの、買い戻しを急ぐ動きとなり、先週木曜日金曜日の高値水準を試すように高値圏での引けとなった。

昼の時間帯は手仕舞い売りに押され、後場が始まったあとも改めて上値の重さを確認する形となった。買戻し一巡から売り直されるものも見られ、じりじりと値を下げる形で上げ幅縮小となった。節目と見られる21,500円を意識すると買戻しも入って下げ渋りとなり、21,500円台を回復しての引けとなった。

小型銘柄も朝方から買戻しなどが入り総じて堅調となった。主力銘柄と違い最後まで買い戻しなどから大きく上昇するものが多く、マザーズ指数やグロース指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いも少なく、瞬間的に指数を動かす場面もあったが、総じて見ると方向感に乏しい展開だった。

下値模索が継続という雰囲気だ。特に売り買いを急ぐような材料もなく、目先の需給要因で動いているということなのだろうが、中国の景気後退リスクや米国の国債利回り上昇による信用収縮の流れが変わったわけでもなく、特に買われすぎ銘柄は上がれば売りという雰囲気になっている。まだまだ買われすぎ銘柄の修正安が続き下値模索なのだろう。

テクニカル分析

日経平均

先週、木曜日と金曜日の値幅と同じ水準での保ち合い継続となった。この保ち合いをどちらに放れるかということだが、上に放れても75日移動平均線に上値を押さえられ、下に放れると雲の下限(先行スパン2)にサポートされることになるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。