日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 31,624.28円 ▼662.93円
為替 1ドル=146.09円
売買高(東証プライム、以下同) 10億6,999万株
売買代金 2兆7987億67百万円
値上り銘柄数 621銘柄
値下り銘柄数 1,128銘柄
騰落レシオ(25日) 109.55%

市況概況

半導体関連銘柄が売られ大幅安

米国株が大きく下落したことを受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ、本日の日本市場は売り先行となった。

売り気配から始まる銘柄なども見られるなど半導体関連銘柄を中心に指数先行で大きな下落となった。32,000円を大きく割り込み、再度下値を試す動きとなって寄り付きからの売りが一巡となっても売られ、前場は安値圏での引けとなった。

昼の時間帯も特に買い上がるような動きもなく、後場も安値圏での始まりとなり、前場の安値を伺うような下値模索となった。

それでも前場の安値を一気に下回るような売り急ぐこともなかったが、じり安となった。31,600円を割り込むところでは買い戻しも入り下げ幅縮小となったが、日経平均に影響の大きな銘柄は買戻し一巡となったことで買われすぎの修正で大きく売られた。小型銘柄の一角や割安感が強い銘柄は意外に下げ渋り、堅調なものも見られた。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われて堅調なものも目立った。日経平均先行の売りということでマザーズ指数やグロース指数は小幅高だった。先物は散発的にまとまった売りがみられて指数を押し下げる場面もあったが、断続的に売りたたくような動きもなく、比較的指数を動かす場面は少なかった。最後は買い戻しも入り下支えとなった。

32,000円を超えて上値を試す動きも期待されたが、一気に昨日までの上昇を打ち消すような下落となった。信用収縮懸念が強まったというよりは買われすぎ銘柄の修正安がまだ終わっておらず、大きく戻したことで売り直されたということだろう。

底堅さが見られると思うが、戻れば売りということで指数自体は上値の重い展開が続きそうだ。個別に売られすぎ銘柄、割安銘柄を見直す動きなのだろう。

テクニカル分析

日経平均

結果的に25日移動平均線や基準線に上値を押さえられて75日移動平均線を一気に割り込んだという形だ。明日にでも75日移動平均線を抜けてこないと75日移動平均線に上値を押さえられながら下値を試すことになりそうだ。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。