この記事は2023年10月24日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年10月24日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日23日(月)、資産家のビル・アックマン氏が、ショートしていた米長期国債のポジションを閉じたとツイートし、一転して金利が低下したことでドル売りが進んだ。
この動きがどこまで続くのかは、見極めたいところがある。米長期金利はこのところ急上昇したのだが、腑に落ちない動きでもある。もしかしたらここから急激に低下する場面もあるかもしれない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
短期の為替の動きは米長期国債の動きに影響されると思うのだが、もう少し長めに見ると、来週31日(火)の日銀、11月1日(水)のFOMC、これらの結果に大きく影響されそうだ。特に日銀で、もし政策変更がなければ、米ドル/円に買いが入るだろう。
そこで介入との戦いになるかもしれない。その場合、介入が入ったところを買うか、もしくは介入が入らなければ155円方向に行く可能性もあるだろう。つまり時間の問題で円安方向に向かうのではないかと考えている。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。