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(画像=株式会社TWOSTONE&Sons)
高原 克弥(たかはら かつや)
株式会社TWOSTONE&Sons代表取締役COO
1991年生まれ。長野県出身。小学生よりプログラミングに触れwebサービスを複数運営。
大学時代にスタートアップ3社でエンジニア・セールス・人事などを経験。
大学在学中の2013年に株式会社Branding Engineer(旧社名)を創業し、代表取締役COOに就任。
ITエンジニアファーストを掲げ、各種事業の立ち上げ等により成長をけん引。
2020年東証マザーズ上場を達成。2023年6月にホールディングス体制に移行し、株式会社TWOSTONE&Sonsに社名変更。
株式会社TWOSTONE&Sons
TWOSTONE&Sonsは、エンジニアプラットフォーム事業と、マーケティングプラットフォーム事業を主軸にサービスを提供するホールディングカンパニーです。プロダクト開発からマーケ支援まで、ITやDXに関する企業のあらゆる課題を解決するためサービスを展開しております。

これまでの貴社の事業や組織の変遷について教えてください。

当社は2013年、私と河端という二人の学生エンジニアが起業しました。
ITエンジニアの価値向上を目指し、創業時は30人ほどの学生を集めシステム受託開発を手掛けるところからスタートしています。
その後、2期目で大きく事業モデルを転換し、現在の主軸事業でもあるエンジニアプラットフォームを展開しました。
ITエンジニアに特化した転職サービス「TechStars」 に始まり、現在の主軸サービスであるフリーランスエンジニアの独立を支援する「Midworks」を提供しております。この事業モデルの転換時には組織の規模を大幅に縮小しましたが、事業転換で売上が伸長し始めると共に組織も再び拡大していきました。

2020年には東証マザーズ市場(現:グロース市場)への上場を達成し、2023年6月には組織の更なる拡大と成長を目的としたホールディングス体制に移行し、社名もBranding EngineerからTWOSTONE&Sonsへと変更しました。

現在は、エンジニアのキャリア支援に留まらずマーケティングプラットフォームも展開しており、今後はより人材の価値向上や企業の売上・成長を促す「事業成長プラットフォーム」として支援を拡大していきたいと考えております。

組織拡大における課題や苦労した点と、乗り越えるための施策・取り組みについて教えてください。

組織の雰囲気は成長段階ごとに、スタートである「学生チーム」→攻撃力高めな「フォワードチーム」→守備を重視した「ボランチチーム」→攻撃と守備を兼ね揃えた「トップ下チーム」へと、変化を繰り返してきました。 学生チーム→フォワードチームの変遷期には撤退した成果報酬制度を導入し、攻撃に振りきったチームを作ることができたと思います。

一方で、上場準備を始めた際は、攻撃力だけではなく適切なガバナンスなどの守備的な力も求められることを思い知りましたね。 それまでメンバーに対しての評価は自然に生まれるものと考えていましたが、このタイミングで思い直し評価制度を導入し、成果のみではなく我々が目指す方向性に沿った行動が評価されるような体制を整えることに注力しました。

組織拡大の過程で重視していることや従業員への向き合い方について教えてください。

創業当初から一貫して、会社は求職者から選ばれる側であるという考え方を大事にしています。 事業や組織は常に変化する“生もの”であり、タイムリーに変化していく中で入社してくれることに意味があると考えています。

そのため、変化に対応しながらグループ会社やレイヤーごとに適切な評価をすることが重要です。我々は、メンバーの持っている能力を最大限に活かすことと、そのメンバー自身が気づいていない才能に気づかせる場を提供することを大切にしています。組織が成長し続けるためには、人に対しても事業に対しても決めつけて小さく留まることなく大きく円を描くこと、そしてその状況によって常に変化させていくこと、これらの考えと行動が不可欠だと考えています。

従業員の価値(人的資本)向上に向けて取り組んでいることやこれから取り組もうと思っていることについて教えてください。

社内公募で部署異動を可能とする制度など、メンバーが自ら提案しやすい環境づくりに注力しています。メンバーが自分の考えや提案を容易に表現でき挑戦できる環境「バッターボックス」を提供することで、自身の能力を最大限に活かすことが可能になり、結果として組織全体の成果向上に繋がると考えています。

また直近では、研修をはじめとした能力開発に力を入れており、メンバーが自分の力を発揮し続けられる環境を整えていきます。これらの取り組みを通じて、我々はメンバー一人ひとりが、自分の持っている能力を最大限に活かせる環境を提供することを目指しています。

今後の展望と従業員への期待について教えてください。

ホールディングス体制に移行したことで事業の開発・多角化が進んでおり、この事業開発が我々の強みです。この環境下で「実現できないことはない」と言える状態にしていきたいと考えています。

事業開発という強みを活かして、メンバーに対してはどんなキャリアでも選ぶことができる環境を提供しています。色々な目的をもったメンバーが入社するので、お互いに刺激し合いながら自分の能力を伸ばしてもらい、事業開発に携わる中でそれぞれが思い描く自己実現を一緒に叶えていきたいですね。

そのサイクルが延々と続くことで、また新しい景色や次の事業が見えてくる。 そんなワクワクするような組織にしていきたいと思います。

氏名
高原 克弥(たかはら かつや)
会社名
株式会社TWOSTONE&Sons
役職
代表取締役COO