1000以上が応募した「アミリプライズ」 2回目開催はケープタウン出身のデザイナーが受賞
(画像=「セブツー」より引用)

米国・LA発のファッションブランド「アミリ(AMIRI)」が主催する「アミリプライズ(AMIRI Prize)」は、ケープタウンを拠点とするデザイナー、ムカンヨ・ムディンギ(Lukhanyo Mdingi)を受賞者に選出した。

「アミリ」は、2014年にマイク・アミリ(Mike Amiri)によって設立されたブランド。「ラグジュアリーのニュージェネレーション」を掲げ、ほぼ全ての工程をハンドメイドで制作している。日本には2021-22年の秋冬シーズンより本格上陸を果たした。

2021年に創設された「アミリプライズ」は、ファッション及びファッションに隣接する分野の新進気鋭な才能にスポットを当て、業界における包括性の拡大を奨励するファッション賞及びインキュベーターだ。受賞者は10万米ドルに加え、マイク・アミリによる1年間のメンターシップが提供される。第2回目となる今回は、初めて全世界に門戸を開き、約1,000人もの応募があった。

今回受賞したムカンヨ・ムディンギは、2015年に南アフリカ・ケープタウンで自身の名前を冠したブランドを設立。ブランドのベースとなるのはアフリカの伝統を取り入れたアイテム。民族衣装を彷彿とさせるような生地やデザイン、カラーリングを用いたコレクションで新たなアフリカンモードを作り上げている。

ムディンギの受賞に関して、マイク・アミリは「ムカンヨ のビジョンとアプローチは私たち全員の目を引きました。彼の最新コレクションは独自の美学と感性 を中和しており、それと同じくらい称賛に値するのは、彼の活動の背後にある目的 “より広いコミュ ニティと文化のため”であり、これは深刻なブランドの可能性と共鳴するものです」とコメントしている。

「アミリプライズ」を受賞したムカンヨ・ムディンギ(画像=「セブツー」より引用)