TAKISAWA案件、マネックスが復代理人
対象企業の賛同を得ずに行われる敵対的TOBでの起用が多いことで知られるのが中小証券の三田証券。今年は現在までに4件の実績があるが、このうち工作機械中堅のTAKISAWAに対するニデックのTOB案件は当初、敵対的TOBに発展する可能性が取りざたされていた。この案件では復代理人にマネックス証券が名を連ねる。
年末に向けては半導体材料のJSRをめぐる9000億円規模の超大型案件が控える(ただし、届け出前)。政府系ファンドの産業革新機構(JIC)が12月下旬をめどにTOBを始める予定だが、こちらは野村証券が代理人を選ばれている。
◎公開買付代理人の証券会社別の推移(届け出ベース、復代理人はカウントせず。2023年は10月10日現在)
2019年 | 20年 | 21年 | 22年 | 23 年 | |
TOB総件数 | 46 | 60 | 70 | 59 | 51 |
SMBC日興証券 | 7 | 8 | 20 | 14 | 10 |
野村証券 | 13 | 21 | 10 | 7 | 8 |
みずほ証券 | 7 | 12 | 11 | 7 | 7 |
SBI証券 | 0 | 1 | 4 | 3 | 7 |
大和証券 | 9 | 5 | 6 | 11 | 6 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 2 | 7 | 5 | 7 | 5 |
三田証券 | 3 | 4 | 8 | 6 | 4 |
東海東京証券 | 2 | 0 | 3 | 3 | 2 |
その他証券 | 3 | 2 | 3 | 1 | 2 |
文:M&A Online