日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 33,451.83円 △97.69円
為替 1ドル=148.81円
売買高(東証プライム、以下同) 12億5,856万株
売買代金 3兆0579億66百万円
値上り銘柄数 1,077銘柄
値下り銘柄数 524銘柄
騰落レシオ(25日) 110.64%

市況概況

注目された米国株の下落懸念から売り先行も飛び石連休前の買戻しでしっかり

米国株は堅調だったが上値も重く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も冴えない展開となり、米国市場の引け後に発表された半導体関連銘柄の決算を受けて売られたことから、本日日本市場も売り先行となった。

ただ、寄り付きの売りが一巡となると日経平均に影響の大きな銘柄の空売りの買戻しも入り、一気に上値の節目と見られる33,600円手前まで上昇となった。ただ、さすがに33,500円を超えると上値も重くなった。

昼の時間帯には若干売り物がちとなり、後場は前場の終値を下回って始まった。それでも33,500円を割り込むとそれ以上売り急ぐということでもなく値持ちの良い展開となった。ただ、値持ちは良いが上値も重いということで指数は小動きとなった。最後は手仕舞い売りに押されて後場の安値を試したものの、33,400円を割り込まず、買戻しも続き値持ちの良い引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった買いが入る場面もあったが買戻しと思われる買いが一巡となると指数に連れて右往左往するだけという感じだった。朝方の買戻しが一巡となったことで買い気に乏しく方向感は見られなかった。

下値を試す動きとなるかと思ったが意外に値持ちの良い展開となった。日経平均レバレッジの買戻しなどが見られたと思うが、ここで買戻し一巡感が出てくると上値の重さを嫌気して下値を試すことになりそうだ。

33,200円水準で下げ止まるか、32,800円あたりまでの下落を試すことになるのだと思う。指数に影響の大きな銘柄の空売り次第ということで空売りが積み上がれば高値圏での保ち合いが続くのだろう。

テクニカル分析

日経平均

意外に値持ちの良い展開だったが、上ヒゲ線となったことで上値の重さが改めて確認された形だ。移動平均線との乖離もまだ大きく、調整が見られると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。