昨年12月はやはり暖かった。気象庁によると東京の12月の平均気温は9.4℃と過去13年でもっとも気温が高く、アパレル企業の秋冬商戦にとっては打撃だった。12月は全国的にも気温が高めであった。アパレル一人勝ちの「ユニクロ(UNIQLO)」も12月は苦戦した。12月の既存店(Eコマース含む)の売上高は前年同月比で15.4%減の2桁減となり、客数も14.6%減だった。「ユニクロ」は9月と10月も例年より気温が高く推移したことで秋冬商品の需要が伸び悩み、減収だった。11月になると気温がやや低下したため、ヒートテックやフリースなどの冬物防寒衣料の販売が好調に推移し、大幅な増収ではあった。気象庁は1月から3月までの3カ月間の長期予報を発表しているが、全国的が気温が平均よりも高くなる見込みだとしている。暖冬傾向はしばらく続きそうだ。