インバウンドの勝ち組「ドンキ」は売上高2兆円超えへ
(画像=「セブツー」より引用)

ディスカウントストア「ドン・キホーテ(Don Quijote)」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は2月13日、2024年6月の通期業績予想の修正を発表した。売上高は2兆700億円(前回予想は2兆621億円)、営業利益は1300億円(同1110億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は765億円(同667億円)に修正した。

前期の売上高は1兆9367億円で、今期の2兆円超えは確実と見られる。PPIHは2025年6月期までの3カ年の中期経営計画で掲げた売上高2兆円の目標を1年前倒しで達成する見込みだ。

業績を支えているのはインバウンド需要だ。2024年6月期の免税品の売上高は1100億円と過去最高を見込み、訪日外国人の取り込みが業績に直結している。上方修正を発表した翌日の株価は前日比で7.8%上昇している。