丸山優太郎
丸山優太郎
日本大学法学部新聞学科卒業のライター。おもに企業系サイトで執筆。金融・経済・不動産系記事を中心に、社会情勢や経済動向を分析したトレンド記事を発信している

代表的な投資方法である株式投資ですが、日経平均も4万円の大台を突破し、過熱感を警戒する声もあります。
そんな中で、新たな投資対象としてクラウドファンディングに注目する人が増えています。この記事では株式投資にはないクラウドファンディングの魅力とおすすめのファンドタイプを紹介します。

目次

  1. クラウドファンディングへの注目が高まっている
  2. クラウドファンディングに出資するメリット・デメリット
  3. おすすめクラウドファンディング3選

クラウドファンディングへの注目が高まっている

株式投資はもう古い?注目が高まっているおすすめのクラウドファンディングを紹介
(画像=Trueffelpix/stock.adobe.com)

クラウドファンディングはプロジェクトの内容によっては社会貢献にもつながります。例えば、巨大地震に見舞われて一部が崩壊した熊本城の復興のために、1口1万円の寄付をすると誰でも城主になれる「復興城主」は大きな話題になりました。城主になった人が城を訪れるため、地域の活性化にもつながっているといわれます。

クラウドファンディングはプロジェクトに参加している実感があるため、リターンに限らず社会の役に立つという、精神的な充実感を求めて出資する人もいるようです。

クラウドファンディングに出資するメリット・デメリット

クラウドファンディングのメリットは自分が共感したプロジェクトに出資し、場合によっては支援した個人・団体から完成した商品や開催するイベントの入場券などのリターンを得られることです。

また、寄付型クラウドファンディングで出資した金額は寄附金控除の対象になるため、所得税の節税につながります。

さらに、不動産クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングでは一般の金融商品よりも高い利回りの分配金を得ることが期待できます。

一方、デメリットとしては、保有期間中の売却が難しい場合が多く、流動性に欠ける側面がある点が挙げられます。

おすすめクラウドファンディング3選

クラウドファンディングの中で、リターンを得られる3つのタイプを紹介します。

購入型クラウドファンディング

購入型クラウドファンディングは、支援したアーティストのCDが送付される、出資した映画の上映会に招待されるなど、完成した商品を実質的に購入できるタイプのクラウドファンディングです。

支援したインディーズアーティスト(メジャーデビューしていないアーティスト)が万一メジャーデビューした場合に、デビュー前のCDということでプレミアが付いて価値が上がる夢もあります。

融資型クラウドファンディング

融資型クラウドファンディングは、クラウドファンディング事業者を通じて企業などに融資し、事業者から配当金を得られるタイプです。融資なので貸し倒れリスクがありますが、大手企業を融資先とする案件もあります。

例えば、Fundsが過去に募集した案件では三菱UFJ銀行、メルカリ、ユーグレナなどの上場企業が融資先となっており、安全性の高い運用も可能です。ただし、大手企業へ融資した場合の予定利回りは1%台(税引き前)がほとんどです。

不動産クラウドファンディング

資産運用としてクラウドファンディングへの投資を考える場合、不動産クラウドファンディングは有力な選択肢の一つです。クラウドファンディング事業者がインターネット上で募集する不動産運用の案件に不特定多数の投資家が出資し、事業者が運用して得た家賃収入や売却益の中から投資家に分配金が支払われる仕組みです。

不動産の売却で万一損失が出た場合も、あらかじめ決められた範囲で事業者が優先して損失を負担する「優先劣後方式」や、空室保証により空室が出ても決められた家賃を得られる「マスターリース契約」など、投資家保護の仕組みが用意されているので、安心して投資できます。予定利回りもおおむね3~7%(税引前)と魅力的な水準です。

株式投資以外の投資先を探している方は、一度クラウドファンディングへの投資を検討してみてはいかがでしょうか。

(提供:YANUSY

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