日経平均 | 39,740.44円 △1,032.80円 |
為替 | 1ドル=149.12円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億6,346万株 |
売買代金 | 4兆6092億08百万円 |
値上り銘柄数 | 1,268銘柄 |
値下り銘柄数 | 339銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 114.12% |
市況概況
金融緩和の終了で大幅高???
週末の米国株は軟調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も先物主導で指数を押し上げる動きが続き大幅高となった。節目と見られる39,000円や39,200円~300円も一気に上値抜ける形で上値を試し、8日~11日にかけて空けた「窓」を埋める形となった。
昼の時間帯も先物の買戻しが続き後場も堅調な始まりとなり、値持ちの良さからさらに買戻しを急ぐ動きなどもあって上値を試す動きとなった。現物売り、先物買いの持高調整のなかで先物買いが先行する形で買いが買いを呼ぶ展開となったものと思われる。結局最後まで先物先行での買いが続き、目先筋の買戻しも交えてほぼ高値での引けとなった。
小型銘柄も買い直されるものが多く総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物は買戻しも交えて、上がるから買う、買うから上がるという状況で指数を押し上げる要因となった。特に下がらないから買うという意識も強く、指数先行での相場をけん引する結果となった。
金融緩和の終了が取りざたされるなかで意外高という結果になったが、実際にマイナス金利解除で金利上昇が見られれば一気に円高になり株もられるのだろう。
日銀の金融政策決定会合の結果を待たずにマイナス金利の解除も、YCC(イールドカーブコントロール)の撤廃も、ETF(上場投資信託)の買い終了までも好材料としているような感じだが、実際に金利でも上昇すれば一気に売られるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線にサポートされた形で戻りを試す動きとなった。窓埋め完了ということで戻りもここまでとなるのではないかと思う。再度25日移動平均線や基準線までの調整は見られるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。