日経平均 | 40,003.60円 △263.16 |
為替 | 1ドル=150.37円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億5,555万株 |
売買代金 | 5兆2007億97百万円 |
値上り銘柄数 | 1,251銘柄 |
値下り銘柄数 | 366銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 122.18% |
市況概況
利上げでも上昇!?最後の最後に買いが入り40,000円台で高値引け!!
米国株は堅調ながらも上値が重く、前日の大幅高の反動もあって夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安くなったことから本日の日本市場は売り先行となった。昨日大きく日経平均を押し上げたファーストリテイリングが売られ、日経平均は軟調となった。ただ、日銀の金融政策決定会合で金利の上昇が懸念されるなかでも総じて堅調でTOPIXは堅調だった。
昼の時間帯にも日銀金融政策決定会合の結果は判明せず、後場に入ってマイナス金利の解除やYCC(イールドカーブコントロール)の撤廃、ETF(上場投資信託)の買い入れ終了が発表されたが、逆に買戻しなどが入り堅調となった。
買戻しを急ぐ動きや、現物売り、先物買いの流れの買いが先行する形で指数を押し上げ、明日の休日を前に買い急ぐ動きとなった。ただ、引けを意識した時間帯からはさすがに手仕舞い売りに押される場面もあったが、結局最後はまとまった買いが入り40,000円に乗せての高値引けとなった。
小型銘柄も買い直されるものなども見られて総じて堅調、グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物は日銀の結果発表後は買戻しが進み上値を試す動きとなったが、引けを意識する時間帯になると徐々にまとまった売りが散見されるように指数を下押す要因となる場面も見られた。
最後のTOPIX型(?)の買いもあり、異様な相場展開となった。金融緩和が終了して上昇する相場というのも意外な展開だと思う。それだけ金融緩和の終了を織り込んだ相場ということだろう。相場は常に正しいので上昇することが正しいのだろうが、自分としては利益確定売りをする場面と思っている。
ここからはいったん調整となると思うが、上昇となるところでは売り上がりを考えればいいと思う。引け後の日銀総裁の会見で緩和継続が言われるのだろうが、実際に銀行の貸出金利などが上昇することになるのかどうかが注目される。
テクニカル分析
日経平均
堅調な展開となったが、さすがにここからは移動平均線の乖離も大きくなり上値も重くなるのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。