20日(水)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:円を売る動きに衰えは感じられない

昨日のドル/円は1990年以来の高値を前に伸び悩んだ。NYタイム序盤には151.82円前後まで上昇して年初来高値を更新したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が今年の利下げ見通しを従来の3回に維持したことで150.70円台まで急落した。市場には米消費者物価指数(CPI)の上振れなどから利下げ見通しが2回に引き下げられるとの見方が少なくなかっただけに、FOMCの発表を受けて米長期金利が低下するとともにドル売りが活発化した。一昨年、昨年と2年続けて上値を阻まれた151.90円台がまたしても壁となって立ちはだかった格好だ。ただ、米長期金利の低下を好感してNYダウ平均が史上最高値を更新するなど米国株が急伸する中、クロス円で円売りが強まるとドル/円も151円台を回復。なお、FOMC後にユーロ/円が2008年以来の高値を付けたほか、豪ドル/円は2014年以来、ポンド/円は2015年以来の高値をそれぞれ示現した。
日銀金融政策決定会合とFOMCを通過しても、低金利の円を売る動きに衰えは感じられない。ドル/円も一昨年10月に付けた151.94円前後の更新を窺う機運は削がれていないと見る。

注目の経済指標:BOE政策金利

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注目のイベント:MPC議事要旨

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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