この記事は2024年4月8日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=iamchamp/stock.adobe.com)

2024年4月8日(月)の午前10時時点にウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

齊藤トモラニ
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週5日(金)の米国非農業部門雇用者数は30.3万人増と過去10カ月で最大の伸びとなり、事前予想をも大きく超えた。また失業率は3.8%と前月より下降。FRBの今年の利下げの可能性がなくなったにもかかわらず、米国株は上昇して週を終えている。

5日(金)の米ドル円は終日強含んでいた。60分足チャートを見ると、5日(金)の午前9時の足で150.81円付近の安値を付け、22時の足で151.75円付近の高値をつけ、米ドル/円の一日の値幅は約94ピップスと比較的大きな値幅だった。

タイムサイクル的には4/2~4/11の底値圏に向かって反落していたが、終わったかもしれない。その場合、4/10~4/19の天井圏に向かい始めたことになる。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日足チャートをみると、レンジの枠の中で推移中。152円手前でのレジスタンスに近づくとまた売られてきそうだ。そして151円のサポートも堅い。152円を超えてくると損切を巻き込んで上昇していきそうだが、介入にも警戒が必要。

今のところ、下がったところは丁寧に買い、レジスタンス辺りでポジションを軽くするようなトレードがまだ続くのかと思っている。ただ、そろそろ152円を超えての上昇があるかもしれないため、注視しておきたい。

▽米ドル/円 60分足チャート

240408tomolaniS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。