パルコは4月12日、韓国の現代(ヒュンダイ)百貨店と戦略的協業に関する基本合意を締結したと発表した。韓国のファッションやエンタテインメントなどを日本で展開し、さらに韓国・ソウルを通じて日本のファッションやカルチャーをアジア、そして世界に発信していくことを目的としている。
現代百貨店は現在、韓国国内で16の百貨店を運営している。2021年3月にオープンした「ザ・ヒュンダイ ソウル(THE HYUNDAI SEOUL)」は、ラグジュアリーブランドと次世代ブランドが共存した構成で、「韓国の渋谷パルコ」とも称されている。さらに、リテールセラピーという概念をもとに、売場面積を減らし、グリーンなどを配置した構成で「未来型百貨店プラットフォーム」を提示したという評価を受けている。
今回の締結を受けて、5月から「渋谷パルコ」をはじめ、全国の主要都市のパルコ各店で現代百貨店が発掘した、「ノイス(NOICE)」や「エミス(EMIS)」といった韓国ブランドのポップアップを開催する。