髙島屋は4月12日、2025年の正月営業に関して1月1日に加えて2日も原則休業日にすると発表した。髙島屋は2023年3月から、これまでの1月1日の元旦休みに加えて半期ごとに1日間の休業日を設けてきたが、新たに1月2日も休業日とすることで、従業員のモチベーションや生産性の向上に繋げていく考えだ。今回の方針により、髙島屋の初売りは1月3日からとなる予定。また、レストランや一部の売り場は営業する場合がある。
勤務体系や働き方に関しては、アパレル業界に限らずさまざまな業界で見直しが行われている。アパレル通販大手のZOZOが一部部署を対象に週休3日制を導入するなど、従業員の労働環境を見直す動きは増えつつある。一方、今年の元旦はそごう・西武が4年ぶりに営業し、賑わいを見せていた。百貨店の初売りは正月の風物詩でもあるが、売り上げを取るかあるいは従業員のモチベーションを優先するか、各社の今後の方針に注目したい。