SBI証券におすすめの銀行口座は、証券口座への入金手続きが不要になる住信SBIネット銀行です。
他の銀行では、原則として入金手続きが必要になりますが、メガバンクやSBI新生銀行、一部のネット銀行や地方銀行も入金手数料無料で利用できます。
ただし「今メインで使っている銀行口座を活かしたい」と考えているなら、そもそもSBI証券以外のネット証券を選んだほうがいい場合もあるでしょう。
この記事では、SBI証券に入金できる主な銀行口座や、今ある銀行口座を活かしたい場合におすすめの証券会社を紹介します。
\住信SBIネット銀行との同時開設が可能/
SBI証券に入金できる主な銀行口座
SBI証券に入金できる主な銀行口座は、以下のとおりです。
1. 住信SBIネット銀行|SBI証券と連携して投資が始められる
住信SBIネット銀行は、SBI証券と連携のうえでSBIハイブリッド預金にお金を移すと、SBI証券で株や投資信託を購入する資金に使えます。
手数料や利用料は一切かかりません。
SBI証券では「預り金自動スィープサービス」といわれ、SBIハイブリッド預金の残高がSBI証券の預り金として自動的に反映されます。
他の銀行と異なり、SBI証券への入金手続きが不要になるので、SBI証券で投資をするなら住信SBIネット銀行を選ぶといいでしょう。
\住信SBIネット銀行との同時開設可能/
2.メガバンクなど13行|即時入金で振込手数料無料
メガバンクなど13行では、ネットバンキングを利用した即時入金で振込手数料が無料になります。
即時入金に対応している銀行は、以下のとおりです。
【即時入金ができる銀行一覧】
住信SBIネット銀行 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 |
りそな銀行 | 埼玉りそな銀行 | 関西みらい銀行 | 楽天銀行 |
PayPay銀行 | ゆうちょ銀行 | セブン銀行 | スルガ銀行 |
イオン銀行 |
ネットバンキング契約をしている銀行であれば、すぐに手続きできます。
住信SBIネット銀行と連携していない人は即時入金を選びましょう。
\ネットバンキング経由ですぐに入金できる/
3.SBI新生銀行や一部の地方銀行|リアルタイム入金で振込手数料無料
SBI新生銀行や一部の地方銀行では、リアルタイム入金で振込手数料が無料になります。
即時入金と異なりネットバンキングの契約は不要ですが、口座振替の登録や仲介口座へのコース変更などが必要です。
リアルタイム入金に対応している銀行は、以下のとおりです。
【リアルタイム入金ができる銀行一覧】
青森銀行 | 秋田銀行 | 足利銀行 | 阿波銀行 | 愛媛銀行 | 北九州銀行 |
北日本銀行 | 紀陽銀行 | 京葉銀行 | 佐賀銀行 | 三十三銀行 | 滋賀銀行 |
四国銀行 | 清水銀行 | 荘内銀行 | SBI新生銀行 | 仙台銀行 | 大光銀行 |
筑邦銀行 | 筑波銀行 | 東和銀行 | 富山銀行 | 広島銀行 | 福井銀行 |
福島銀行 | 豊和銀行 | 北都銀行 | 北洋銀行 | みちのく銀行 | 南日本銀行 |
宮崎太陽銀行 | もみじ銀行 | 山口銀行 | 横浜銀行 |
リアルタイム入金は、申込後にすぐ利用できる銀行ばかりではないため、できる限り即時入金を使ったほうがいいでしょう。
住信SBIネット銀行とSBI新生銀行はどっちがおすすめ?
SBI証券と提携している銀行口座は、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の2つあります。
両行の違いを解説します。
住信SBIネット銀行とは
住信SBIネット銀行は、2007年に設立されたインターネット専業銀行です。
実店舗を持たず、オンラインでの取引に特化しています。
個人向けサービスが中心で、住宅ローンや外貨預金などを提供しています。
SBI新生銀行とは
SBI新生銀行は、1952年に日本長期信用銀行として設立され、2004年に新生銀行となった後、2022年にSBIグループの傘下に入りました。
インターネットバンキングも提供していますが、実店舗も有しており、個人・法人向けに幅広い金融サービスを展開しています。
両行とも革新的なサービスを提供していますが、住信SBIネット銀行がオンライン特化型、SBI新生銀行が総合的な金融サービスを提供する点が大きな違いです。
住信SBIネット銀行とSBI新生銀行を13の項目で比較
住信SBIネット銀行とSBI新生銀行を13の項目で比較し表にまとめました。
【住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の比較表】
特徴 | 住信SBI ネット銀行 | SBI新生銀行 |
---|---|---|
設立年 | 2007年 | 1952年(日本長期信用銀行として) |
営業形態 | インターネット専業銀行 | 実店舗とインターネットバンキングの併用 |
実店舗 | なし | あり |
主なターゲット | 個人顧客中心 | 個人顧客・法人顧客 |
サービス範囲 | 個人向け金融サービスに特化 | 総合的な金融サービス |
主要サービス | 普通預金、住宅ローン、外貨預金など | 預金、ローン、投資信託、法人向けサービスなど |
特徴的なサービス | 24時間リアルタイム取引、APIバンキング | ハイブリッド型総合金融サービス |
SBIグループ加入 | 設立当初から | 2022年(旧新生銀行) |
国際展開 | 限定的 | より広範囲 |
モバイルアプリ | 充実(スマートフォン中心の設計) | 提供あり(従来型とスマートフォン対応の併用) |
SBI証券との連携 | ◯ | △ (投信積立のみ) |
預金金利 | 0.01% (SBIハイブリッド預金) | 0.15% |
他行振込手数料 | 月5回まで無料(※) | 月50回まで無料 |
SBI証券で日本株や米国株に投資するなら住信SBIネット銀行がおすすめ
SBI証券で日本株や米国株に投資するなら住信SBIネット銀行がおすすめです。
なお、両方のサービスを同時に利用することはできません。
SBI新生銀行は、住信SBIネット銀行と比べて預金金利が高いものの、100万円の預金で年間1,500円(税引後は1,195円)です。
住信SBIネット銀行との差は税引後で年間1,100円程度になります。
株式投資に興味がある場合は、SBIハイブリッド預金にお金があれば入金手続きなしで投資ができる住信SBIネット銀行を選ぶのがいいでしょう。
SBI証券の口座開設と同時に、住信SBIネット銀行の口座も開設できます。
SBI証券の利用に住信SBIネット銀行をおすすめする3つの理由
SBI証券の利用に住信SBIネット銀行をおすすめする理由は、以下の3つです。
1.入金不要で投資が始められる
住信SBIネット銀行であれば、SBI証券への入金不要で投資が始められます。
必要な手続きは、住信SBIネット銀行のアプリからSBIハイブリッド預金へ申し込み、SBI証券と連携させるだけです。
日本株や米国株を買うときは、SBI証券の口座にお金がないと買えませんが、SBIハイブリッド預金にお金があれば入金しなくても株が買えます。
2.SBI証券と連携したSBIハイブリッド預金は預金金利が10倍
SBI証券と連携したSBIハイブリッド預金は、預金金利が10倍(0.01%)になります。
他のネット銀行と比べて金利は低いものの、SBI証券と連携することによる「おまけ」と考えればメリットの一つといえるでしょう。
ただしSBI証券にこだわらない場合は、住信SBIネット銀行より金利の高い銀行があります。
楽天銀行、PayPay銀行、auじぶん銀行に口座がある場合は、他の証券会社との連携を考えてもいいでしょう。
3.スマート認証NEOを利用するだけでATMの利用や他行振込が月5回無料
住信SBIネット銀行は、スマート認証NEOを利用するだけでATMの利用や他行振込が月5回無料になります。
スマート認証NEOとは、アプリ「住信SBIネット銀行」でスマホを登録すると生体認証だけでログインや取引ができる認証機能です。
振込手数料の無料回数が月5回に増えるだけでなく、安全性も高まります。
スマート認証NEOの登録は、アプリ「住信SBIネット銀行」の左上にある「スマート認証NEO」ボタンから手続きできます。
指示どおりに設定をして「スマート認証NEO」の表示が緑色になったら登録完了です。
今ある銀行口座を活かしたい場合におすすめの証券会社3選
今ある銀行口座を活かしたい場合におすすめの証券会社が3社あります。
住信SBIネット銀行の口座を新たに開設するのが面倒だと感じる人は、SBI証券以外の証券会社も検討してみましょう。
楽天銀行を利用しているのなら楽天証券がおすすめ
楽天銀行に口座がある場合は、マネーブリッジの申し込みで入金せずに投資ができる楽天証券がおすすめです。
楽天銀行の普通預金金利は0.02%ですが、マネーブリッジに申し込むと預金300万円までは0.1%、300万円を超える部分は0.04%に上がります。
楽天証券は、楽天カードによるクレカ積立(クレジットカード決済による投信積立)に対応しており、月10万円までの積立金額で0.5~1.0%の楽天ポイントがもらえます。
他にも楽天市場など楽天グループのサービスを利用することによる特典があるので、楽天銀行を使っている場合は楽天証券を選びましょう。
\楽天銀行との連携で預金金利最大0.1%/
楽天証券について詳しくはこちら
楽天証券のメリットやデメリットは?つみたてNISAにおすすめな理由や口コミ・評判も
PayPay銀行を利用しているのならPayPay証券がおすすめ
PayPay銀行に口座がある場合は、「おいたまま買付」を利用して入金手続きをせずに投資ができるPayPay証券がおすすめです。
PayPay証券の「おいたまま買付」は、PayPay銀行だけでなくPayPayマネーやソフトバンクカードのチャージ残高にも対応しています。
PayPayアプリがあれば、アプリ内の「PayPay資産運用」から日本株、米国株、投資信託の購入が可能です。
PayPayマネーやPayPayポイントでのポイント投資に対応しているので、PayPay関連のサービス利用者はPayPay証券を選びましょう。
\PayPayアプリ内で投資ができる/
auじぶん銀行を利用しているのならauカブコム証券がおすすめ
auじぶん銀行に口座がある場合は、auマネーコネクトの利用で入金せずに投資できるauカブコム証券がおすすめです。
auマネーコネクト(auカブコム証券との連携)を設定すると、普通預金金利が0.001%から0.1%に上がります。
auカブコム証券は、au PAY カードによるクレカ積立に対応しており、月10万円までの積立金額に対して1.0%のPontaポイントが還元されます。
SBI証券のクレカ積立は、2024年11月買付分からポイント還元率の改悪が決まっているので、クレカ積立のポイント還元率を重視するならauカブコム証券を選びましょう。
\クレカ積立で月10万円まで1.0%還元/
auカブコム証券について詳しくはこちら
auカブコム証券で口座開設してNISAを始めるなら今!メリットやおすすめ銘柄を解説します
SBI証券におすすめの銀行口座でよくある質問
SBI証券におすすめの銀行口座でよくある質問を3つにまとめました。
1.証券口座と同時開設するならどこがいい?
住信SBIネット銀行がおすすめです。SBIハイブリッド預金にお金を入れておけば、入金手続きなしで投資が始められます。
2.入金が不要な場合はある?
SBI証券のクレカ積立(三井住友カードのクレカ決済でできる投信積立)であれば不要です。
また住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金に申し込んだうえで、SBIハイブリッド預金にお金があれば入金は要りません。
3.地方銀行の口座から手数料無料で入金できる?
リアルタイム入金に対応している地方銀行であれば、手数料無料で入金できます。
詳しくは対象の金融機関一覧を確認しましょう。
まとめ|SBI証券を利用するなら住信SBIネット銀行がおすすめ
SBI証券の銀行口座は、口座を連携してSBIハイブリッド預金にお金を入れれば入金手続きが不要になる住信SBIネット銀行がおすすめです。
入金手続きが省ければ、日本株や米国株を買うときにSBI証券への事前入金が不要になるので、投資のタイミングを逃しません。
SBI証券では、住信SBIネット銀行との同時開設が可能です。そのため両方に口座がない人でも1回の手続きで口座開設ができます。
SBI証券は、ネット証券最大手で新NISAなら日本株、米国株の取引手数料が無料になるため、投資を始めたい場合はSBI証券を選びましょう。
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金融系ライター・個人投資家
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