日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,946.93円 ▼122.75円
為替 1ドル=156.35円
売買高(東証プライム、以下同) 17億4,465万株
売買代金 3兆9173億74百万円
値上り銘柄数 576銘柄
値下り銘柄数 1,006銘柄
騰落レシオ(25日) 98.27%

市況概況

買い先行で始まったが手仕舞い売りに押されて冴えない展開

米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は昨日のように買いが入るということもなく、特に買い急ぐ理由もないこともあって手仕舞い売りに押されるものが多くなった。半導体関連銘柄の一角は買戻しなどもあって堅調で指数を押し上げる要因となっていたが、総じて上値が重く、じりじりと上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。

昼の時間帯は買戻しなども見られて値持ちもよく、後場も前場の終値を上回っての始まりとなった。ただ、寄り付きの買いが一巡となると買い気に乏しい展開でじりじりと安くなる銘柄も多く、前場の安値、昨日の終値を下回りじり安となった。

売り急ぐということでもないのだが、上がらないから売る、下がるから売るということで最後までじり安基調は変わらず、ほぼ安値での引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かす場面はほとんど見られなかったが戻れば売りということで上値を押さえる要因となっていた感じだ。

昨日はしっかりとした買いが見られたが、本日は全く買い気に乏しい展開となった。地政学リスクや金利上昇への懸念、スタグフレーション懸念が払しょくされたわけでもなく、基本的には戻れば売りというような雰囲気が強いということだろう。半導体関連銘柄も買われすぎ感が強いので、空売りが積み上がらないと再度下値を試すことになるのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

昨日が上髭線で本日はかぶせ線という形となり、ここが戻りの限界という雰囲気が出ている。75日移動平均線にサポートされるのかどうかを確認することになるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。