人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し：上値が重くなりそう
昨日のドル/円は156円台前半でほぼ横ばい。東京市場では本邦実需の買い観測などから156.55円前後まで強含んだが、政府・日銀による円買い介入への警戒感がくすぶる中で伸び悩んだ。海外市場に入ると米長期金利の低下を背景に155.83円前後まで調整したが、一巡後は156.20円付近に値を戻して取引を終えた。
本日も今月1日に円買い介入が発動されたと見られる157円台に近付けば上値が重くなりそうな半面、米国の利下げ後ずれ観測を背景に下値では買いが入りそうだ。20日移動平均線が通る155.50円台や日足一目均衡表の転換線が位置する155.10円台が下値支持として機能しよう。なお、米国の利下げを巡っては、NY市場終盤に発表される米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録に注目が集まりそうだ。そのほか、人工知能（AI）ブームのけん引役である米エヌビディアの決算に対する市場の関心も高い。同社の決算は株式市場全体への影響が小さくないと見られることから注目したい。
注目の経済指標：英消費者物価指数
注目のイベント：FOMC議事録
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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