小学館の売上高が3期連続で1000億円超えも最終利益は前年から65%減
小学館(撮影:セブツー)

出版大手の小学館の2024年2月期(第86期)の通期決算が5月23日に明らかになった。売上高は1087億7800万円(前年比0.3%増)、経常利益は48億6700万円(同33.3%減)、当期純利益は21億4200万円(同65.2%減)だった。売上高が3期連続で1000億円超えも最終利益は前年から65%減と大きく減収した。

部門別の売上高では、まず出版売上は408億4600万円で前年比は5.8%減だった。このうち雑誌は135億8700万円(前年比10.6%減)、コミックは123億5900万円(同5.1%減)、書籍は149億円(同1.5%減)と、全ジャンルで前年割れだった。

広告収入は96億6000万円で前年から4.1%増加し、デジタル収入は458億6700万円で前年から1.5%増加した。大きく売上高を伸ばしたのは版権収入で前年から16.4%増となる124億500万円だった。