主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年6月12日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼11日(火)の為替相場
(1):英失業率は悪化
(2):マクロン仏大統領 辞任検討報道
(3):米10年債入札は好調
▼11日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:FOMCの結果に注意/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
11日(火)の為替相場
期間:11日(火)午前6時10分~12日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英失業率は悪化
英5月失業率は4.3%、同失業保険申請件数は5.04万件といずれも前月(4.1%、0.84万件)から悪化。英2-4月の国際労働機関(ILO)基準失業率も4.4%に悪化した(予想、前回ともに4.3%)。英2-4月の週平均賃金(ボーナスを除く)は前年比+6.0と市場予想(+6.1%)に届かず、伸び率は前回から横ばいだった。
(2):マクロン仏大統領 辞任検討報道
今月末に行われるフランス総選挙に関する世論調査で極右政党・国民党(RN)の支持率がマクロン大統領率いる与党連合を大きく上回る中、ユーロが下落。一部の欧州メディアはマクロン大統領が選挙結果次第で辞任する可能性を協議したと報じた。ただ、関係者はこの報道を否定した。なお、マクロン大統領は11日午後に記者会見を予定していたが、12日へと先送りした。
(3):米10年債入札は好調
米10年債入札(390億ドル)は前回以上の応札が入ったことなどから好調と受け止められ、米長期金利が低下幅を拡大。これを受けてドルは上げ幅を縮小した。
11日(火)の株・債券・商品市場
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