人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:FOMCの結果に注意
昨日のドル/円は157.00円を挟んで一進一退。米長期金利の低下が重しになった一方でユーロの下落によるドル高などが支えとなり156.80円前後から157.41円前後のレンジで方向感なく推移した。終値は157.12円前後で前日比0.1%未満の小幅高だった。
本日はNYタイムに米5月消費者物価指数(CPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が控えていることから、東京からロンドンタイムにかけては様子見ムードが広がりそうだ。米5月CPIは前年比+3.4%、コア前年比+3.5%の市場予想となっており、インフレの粘着性を示すと見られている。FOMCはインフレの鈍化軌道が明確になるまで利下げを見送る姿勢を維持すると見られ、年内の利下げ見通しを3月時点の3回から2回に引き下げると予想されている。いずれも足元のドル高基調を補強する材料になりやすいと見るが、コアCPIの鈍化やFOMCの利下げ見通し維持など予想外の結果となった場合はドル安の反応が大きくなることも考えられるため注意が必要だろう。
注目の経済指標:米CPI、FOMC
注目のイベント:米金利見通し
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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