日経平均は FOMC・日銀会合を控え様子見ムード | 米国株はハイテク堅調 | 金は新興国中銀の買いで上昇 | 原油・天然ガスは需要予測の上方修正で値動き大【外為マーケットビュー】
動画配信期間:2024/6/12~2024/6/26
目次
0:00 日経平均の動向
0:47 S&P500・ナスダック・NYダウの動向
1:15 金(ゴールド)の動向
1:55 WTI原油の動向
2:43 【PR】口座開設特別キャンペーン
動画の要約・まとめ
日経平均:FOMCと日銀会合を控え様子見ムード
日経平均については、FOMCと日銀会合を控えているため、様子見ムードである。年初来では20%程度の上昇率を記録していたが、現在は15%程度にとどまっており、台湾の加権指数にも抜かれている状況だ。利上げ観測と円安嫌悪が根底にあり、これまでは円安と低金利のおかげで企業業績は好調だったが、政府がそれを覆そうとしているため、若干の弱さが見られる。
米国市場:ハイテク株と伝統的銘柄の明暗
昨日の米国市場では、S&Pとナスダックが上昇し、ダウ平均は下落した。NVIDIA株は下がったものの、ソフトバンクグループ関連のARM、アップル、アルファベット、メタなどのハイテク株は上昇した。一方、ボーイングやキャタピラーなどの伝統的な銘柄は下落した。ハイテク株が堅調な一方、旧来型産業の株は冴えない展開となっている。
金価格:新興国中央銀行の買いが支援
金価格の上昇を支えているのは、中国をはじめとする新興国中央銀行の買いだと考えられる。中国もロシアと同様、米国との関係悪化により資産凍結などのリスクがあるため、米国債を大量に売却している。その代わりに、金を買っているのではないだろうか。イエレン財務長官の発言通り、BRICS諸国はドルから逃避したい意向だが、BRICS通貨を保有したがる国はない。米国は、まだ自国通貨に十分な自信を持っていると見られる。
WTI原油・天然ガス:原油需要の予測上方修正
原油価格は、米エネルギー情報局(EIA)が短期エネルギー見通しで石油需要の予測を上方修正したことを受けて、一時73〜74ドルまで下落していたが、78ドル近辺まで値を戻した。需要をけん引しているのは、中国やインドといった国々である。原油相場は予測が難しく、値動きの振幅が大きいのが特徴だ。ただ、足元では比較的落ち着いた動きとなっているものの、依然として通貨より変動が大きい。
他方、2ドル台前半で推移していた天然ガスは、3ドルを上回る水準まで上昇している。原油が下がっても、他のエネルギー価格が上昇するという傾向が続いている。
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