外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年6月26日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼25日(火)の為替相場
(1):FRB理事「利下げに適切な地点にいない」
(2):カナダのインフレ加速に米長期金利がつれる
(3):米消費者信頼感指数は予想を僅かに上回る

▼25日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:下値の堅い展開が続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

25日(火)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

期間:25日(火)午前6時10分~26日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):FRB理事「利下げに適切な地点にいない」

米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「まだ、政策金利引き下げに適切な地点にない」と発言。利下げを急げばインフレ再燃につながり「将来的にさらなる利上げが必要になるおそれがある」との見方を示した。

(2):カナダのインフレ加速に米長期金利がつれる

カナダ5月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったことを受けて同国の長期金利が上昇。これにつれて米長期金利が上昇に転じるとドル買い・円売りが優勢となった。

(3):米消費者信頼感指数は予想を僅かに上回る

米6月消費者信頼感指数は100.4とわずかに市場予想(100.0)を上回ったが、前回(101.3)からやや低下した。米国の雇用情勢に関する消費者意識にも大きな変化は見られなかった。

25日(火)の株・債券・商品市場

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

<最新の株価指数CFDレートはこちら>

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

ドル/円の見通し:下値の堅い展開が続きそう

昨日のドル/円は概ね横ばいの159.60円台でクローズ。本邦実需のドル売り観測などを背景に159.18円前後へ下落する場面もあったが、NY市場で米長期金利が上昇に転じると159.76円前後まで持ち直した。米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は、利下げはまだ不適切だとして政策金利を高水準に維持する必要があるとの見解を示した。また、カナダの5月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなったことも米長期金利の上昇につながった。ドル/円は、日米金利差に着目した押し目買いで下値の堅い展開が続きそうだ。一方で、160円台に接近すれば高値警戒感や円買い介入への警戒感から伸び悩むだろう。本日も比較的狭いレンジで推移しそうだ。ただ、財務省人事が一両日中にも発表される公算が大きく、一昨年と今年の円買い介入を指揮した神田財務官が仮に退任するようなら円売りの反応が強まる可能性もある。そのほか、本日は6月末スポット応当日にあたることから実需フローなどで値動きが不安定化する場面もありそうだ。