人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:方向感が定まりにくい相場展開
昨日のドル/円は160円台後半で高止まり。前日に38年ぶりの高値(160.87円前後)を更新した反動などから売りが先行したが、160.20円台で下げ止まるとNY市場終盤には160.82円前後まで持ち直した。連日の高値更新とはならなかったものの、上値試しの機運は削がれていないようで本日の動きが注目される。円買い介入への警戒感がくすぶる東京市場では上値の重い展開が予想されるが、海外市場では上値試しの動きが再び強まる可能性があると見る。もっとも、NY市場では米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレデータとして重視する5月の米個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表されることから、ドル/円の方向性はその結果に左右される公算が大きい。そのほか、月末・四半期末の最終取引日となるため、特殊フローの影響が相対的に大きくなりやすい。ドル高・円安基調そのものに変化はないと見るが、本日については不確実要素も多く、一時的に方向感が定まりにくい相場展開となることも考えられる。
注目の経済指標:米PCEデフレーター
注目のイベント:FRB高官発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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