外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年7月1日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼28日(金)の為替相場
(1):神田財務官退任報道
(2):英GDP上方修正
(3):米PCEは予想通り鈍化
(4):ロンドンフィキシングに向けた円売り

▼28日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:高値更新を目指す展開となる可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

28日(金)の為替相場

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期間:28日(金)午前6時10分~29日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):神田財務官退任報道

財務省の神田財務官が退任し、後任に三村国際局長が就任すると伝わった。4-5月の円買い介入を指揮した神田財務官が退任すれば円安が進むとの見方もあったが、後任が国際局長の三村氏だったことや異動の発令が7月31日付だったことから円売りは進まなかった。仲値公示にかけて売られていた円はむしろ買い戻しが優勢となった。

(2):英GDP上方修正

英1-3月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比+0.7%と速報値(+0.6%)から上方修正された。英1-3月期経常収支は210億ポンドの赤字で、赤字額は市場予想(176億ポンド)より多かった。

(3):米PCEは予想通り鈍化

米5月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前月比±0.0%、前年比+2.6%といずれも予想通りだった。前年比の伸びは前月(+2.7%)から鈍化。食品とエネルギーを除いた5月コアPCEデフレーターも前年比+2.6%と予想通りに前月(+2.8%)から鈍化した。

(4):ロンドンフィキシングに向けた円売り

日本時間24時のロンドンフィキシングに向けて円が全面的に下落。ドルもフィキシングに向けて売りが観測されたことから、クロス円が大きく上昇した。なお、これより前に発表された米6月ミシガン大消費者信頼感指数・改定値は68.2と速報値の65.6から上方修正されたが、一方で消費者の1年先期待インフレ率は3.3%から3.0%へと下方修正。5-10年期待インフレ率も3.1%から3.0%へ下方修正された。

28日(金)の株・債券・商品市場

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