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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年7月18日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼17日(水)の為替相場
(1):トランプ前大統領 ドル高けん制
(2):リスク回避の円買い強まる
(3):英サービスCPIは高止まり
(4):米経済指標の好結果に反応見られず
(5):FRB高官「利下げが近づいている」
▼17日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:調整ムードが広がる/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
17日(水)の為替相場
期間:17日(水)午前6時10分~18日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):トランプ前大統領 ドル高けん制
トランプ前米大統領は「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任する予定はない」「FRBは11月の選挙前に金利を引き下げるべきではない」などと発言。また、為替については「現在は大幅なドル高・円安、ドル高・元安となっており、われわれは大きな通貨問題を抱えている」との見解を示した。
(2):リスク回避の円買い強まる
「米国が対中半導体規制でさらに厳しいルールを検討していると同盟国に伝えた」との報道が伝わったのをきっかけに日経平均株価が下落に転じた。また、河野デジタル相が円の価値を高めエネルギーや食料品のコストを引き下げるために政策金利を引き上げるよう日本銀行に求めた、とする報道も伝わった。河野氏は「円が安くなれば輸出の増加につながるが、多くの日本企業は海外に生産拠点を置いており、日本にとっての恩恵は限られている」「為替は日本にとって問題だ」「円は安過ぎる。価値を戻す必要がある」と指摘した。当初、為替相場の反応は鈍かったが、日本株が下げ幅を拡大するとリスク回避の円買いが強まった。
(3):英サービスCPIは高止まり
英6月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.0%、同コアCPIは前年比+3.5%とそれぞれ市場予想(+1.9%、+3.4%)をやや上回った。また、英中銀(BOE)が注目するサービスCPIも前年比+5.7%と予想(+5.6%)を上回って高止まりした。BOEの利下げ観測が後退するとポンドは対ドルで上昇。一方、対円では一時的な上昇にとどまり、ドル安・円高の動きにつれて下落した。
(4):米経済指標の好結果に反応見られず
米6月住宅着工件数は年率換算135.3万件と市場予想(130.0万件)を上回った。また、その後に発表された米6月鉱工業生産も前月比+0.6%と予想(+0.3%)を上回った。米6月設備稼働率は78.8%と2023年9月以来の水準に上昇した。ただ、いずれもドルにポジティブな反応は見られなかった。
(5):FRB高官「利下げが近づいている」
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は「最終地点に到達したとは考えていないが、政策金利の引き下げが正当化される時期に近づいていると思う」と発言。これより前には、ウィリアムズNY連銀総裁が「われわれが求めているディスインフレ傾向に近づいている」とした上で数カ月以内に利下げが妥当となる可能性があるとの認識を示した。