バロックが中国事業で4億6400万円の投資損失 第1四半期の最終利益は前期比99%のマイナス
(画像=「セブツー」より引用)

「スライ(SLY)」や「マウジー(MOUSSY)」「シェルター(SHEL’TTER)」などを展開するバロックジャパンリミテッドは7月16日、2025年2月期の第1四半期決算(3月1日〜5月31日)を発表した。売上高は138億5900万円(前年同期比5.0%減)、営業利益は6億4600万円(同47.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は300万円(同99.5%減)と減収減益だった。中国事業で4億6400万円の投資損失を計上しており、前年同期に6億8400万円だった最終利益が99.5%減と大きくマイナスとなった。

バロックジャパンリミテッドは日本を主軸に、中国と米国で事業を展開している。日本国内は5月末時点で363店舗を展開しており、売上高は前年比5.1%減となる126億600万円、営業利益は同47.5%減となる4億7300万円だった。Eコマースは好調だったものの、春物のアウターの動きが鈍かった。

中国では、ベルインターナショナルホールディングス(百麗国際、Belle International Holdings)との合弁で卸売事業を展開しており、売上高は前年同期比18.0%減の10億1300万円、最終利益は持分法適用投資損失として4億6400万円を営業外費用に計上したため、3億9400万円の赤字(前年は3200万円の黒字)だった。

バロックジャパンリミテッドの2025年2月期の連結業績予想は、売上高は632億8800万円(前年比5.0%増)、営業利益は23億5000万円(同20.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億400万円(同27.4%減)としている。