東京新聞が値上げ 夕刊は東京23区以外への配送は終了
(画像=「セブツー」より引用)

中日新聞は、東京本社が発行する東京新聞の月ぎめの購読料を9月1日から値上げする。現在、2,950円の朝刊の購読料は3,400円に変更し、朝夕刊は3,700円から3,980円に変更する。また、夕刊の配達は東京23区を除く地域じゃ8月末で終了する。東京新聞の夕刊の発行部数は2023年下期の月平均は約11万部。

夕刊の発行を取りやめる動きは、新聞用紙代などの原材料費の高騰や輸送コストの上昇などの影響により広がりつつある。北海道新聞は2023年9月末で夕刊の発行を取りやめている。北海道新聞はブロック紙としては中日新聞に次ぐ規模で2023年時点の発行部数は朝刊81万部。

長野県最大の新聞、信濃毎日新聞も2023年9月末で夕刊の発行を休止している。新聞用紙代やインク代などの原材料費に加え、印刷工場の電気代や新聞輸送費、人件費や燃料費などのコストアップが原因だとしている。

全国紙では産経新聞が2002年3月に早くも夕刊を廃止している。