しまむら創業者の島村恒俊氏が老衰のため98歳で死去
撮影:セブツー

「しまむら」など総合衣料品の販売を手掛けるしまむらは7月22日、創業者の島村恒俊氏が7月13日に老衰のため死去したと発表した。98歳だった。通夜と葬儀は近親者を中心に執り行われた。後日、お別れの会を執り行う予定。

島村恒俊氏は1953年に埼玉県の小川町で呉服販売の個人商店を株式会社に組織変更し、島村呉服店を設立。1957年には総合衣料の量販店を志向して、セルフサービスシステムを導入する。1960年代に入るとチェーン店化を進め、1988年に100店舗まで拡大した「しまむら」は、「アベイル(Avail)」や「シャンブル(Chambre)」など業態を次々に増やしていき、2003年にはしまむらグループ全体で1000店舗を達成。現在は2000店舗を突破する一大アパレルチェーンを一代で築いた。

現在の社名であるしまむらには、1972年に変更する。1988年に東京証券取引所第2部への上場を果たし、1990年に社長を退任して会長に就任した。