「エルメス」の勢い衰えず2024年上半期は1兆2000億円の売上高 最終利益は前期比31%増の大幅増益
(画像=「セブツー」より引用)

「エルメス(HERMES)」ブランドを手掛けるエルメス・インターナショナルは7月25日、2024年上半期(1~6月)決算を発表した。LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)やケリング(Kering)などが中国市場の失速などの影響で上半期決算が減益になるなか、「エルメス」の勢いはまったく衰えることなく大幅な増益を達成している。

売上高は前年同期比12.0%増となる75億400万ユーロ(約1兆2456億円)で、為替変動などを反映しないベースでは15.1%増だった。営業利益は前期比で42.0%増の31億4800万ユーロ(約5225億円)、上半期純利益は同31.6%増の23億6800万ユーロ(約3930億円)だった。すべての国・地域で増収を達成しており、大幅な増益だった。

国・地域別の売上高でみると、日本がもっとも伸び率が高く、前期比22.4%増の6億9300万ユーロ(約1150億円)だった。アジア太平洋地域(日本を除く)は増収を達成しており、前期比9.9%増の35億2100万ユーロ(約5844億円)だった。フランスを含む欧州は同16.4%増の16億5100万ユーロ(約2740億円)、米国は同12.6%増の13億2900万ユーロ(約2206億円)だった。

カテゴリー別では、売上高の43%を占めるレザーグッズが業績を牽引し、32億1500万ユーロ(約5336億円、前期比15.7%増)だった。プレタポルテ・アクセサリーは21億6200万ユーロ(約3588億円、同12.5%増)だった。

中国においては、旧正月の春節後にトラフィックの減少があったが、売上高に大きな影響はなかった。「エルメス」は5月に北京のSKP店をリニューアルオープンしており、上海ではメンズ・プレタポルテの2024年春夏ショーを開催している。

エルメス・インターナショナルのアクセル・デュマ(Axel Dumas)会長は、「より複雑な経済的および地政学的状況における堅調な上半期の業績は、エルメスのモデルの強さを反映しています。グループは将来に自信を持っており、その価値観に忠実であり続けながら、投資、垂直統合プロジェクトの推進、新規雇用の創出を継続します」と、コメントしている。

1ユーロ=166円換算(7月25日時点)