31日(水)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:一段安のリスクを意識

昨日のドル/円は前日比-1.7%の大幅続落となった。日銀が政策金利を0.25%に引き上げた直後には材料出尽くしで153.88円前後まで上昇したが、植田日銀総裁が会見で追加利上げに前向きな見方を示すと急落。NY市場序盤には米7月ADP全国雇用者数の下振れを受けて150円台を割り込んだ。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利の据え置きを発表すると151円台に値を戻す場面もあったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月利下げを示唆したことで約4カ月半ぶりの安値となる149.61円前後まで下落した。151.60円台を通る200日移動平均線や心理的節目の150.00円を下抜けたことで一段安のリスクを意識せざるを得ないだろう。日銀が追加利上げへ向かい、FRBが利下げ開始に向かうとの見方が広がる中で、ドル買い・円売りポジションがさらに巻き戻される可能性がある。なお、FRBは昨日のFOMCで従来のインフレ上振れ警戒姿勢を弱め、雇用下振れを警戒する姿勢を示した。市場の関心は明日2日に発表される米7月雇用統計に向かうことになるだろう。

注目の経済指標:BOE政策金利

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注目のイベント:BOE総裁発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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