ファッションECサイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を展開するZOZOは7月31日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高は503億8700万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は158億9500万円(同0.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は111億900万円(同0.8%減)と大幅な増収だったもののわずかに減益だった。
売上高の8割強を占める「ゾゾタウン」単体では、売上高は前期比7.0%増の362億3900万円だった。LINEヤフーコマースも好調で、売上高は前期比28.5%増となる44億3100万円だった。また、広告事業の売上高は前期比22.0%増となる26億5800万円と好調で、売上高を押し上げた。4月1日に一律330円に改定した送料収入の増加も増収につながった。
「ゾゾタウン」には、小嶋陽菜がクリエイティブディレクターを務める「ハーリップトゥ(Her lip to)」や「トリー バーチ(TORY BURCH)」など30ショップが新規出店しており、第1四半期でのショップ数は1605店舗。5月と6月にテレビコマーシャルやウェブ広告などを実施し、集客を強化したことでアクティブ会員数、年間購入者数も増加した。第1四半期での年間購入者数は1179万人だった。
2025年3月期の通期連結業績は、売上高は2144億円(前年比8.8%増)、営業利益は642億円(同6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は452億円(同1.9%増)と予想している。