丸井グループの4〜6月は営業利益が100億円超えで第1四半期としては過去最高
新宿の「マルイ」(撮影:セブツー)

ファッションビル「マルイ」などを展開する丸井グループは8月6日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高にあたる売上収益は597億1500万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は101億7500万円(同29.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は62億500万円(同43.1%増)と大幅な増収増益だった。

売上収益は4期連続の増収、営業利益と経常利益は3期連続、当期純利益は4期連続の増益を達成し、さらに営業利益は決算開示の義務化以降、第1四半期としては過去最高益だった。

丸井グループは、小売事業とフィンテック事業がともに伸長し、好業績を牽引した。小売事業の売上収益は183億円(前年同期比6.3%増)、営業利益は18億円(同63.6%増)を計上し、フィンテック事業の売上高は436億円(同12.6%増)、営業利益は105億円(同16.6%増)だった。

丸井グループは同日、2025年3月期の通期業績予想を修正している。売上収益を2542億円(修正前は2545億円、前年比8%増)に修正し、営業利益(450億円、同10%増)、親会社株主に帰属する当期純利益(265億円、同7%増)は前回発表から修正はない。