AOKIホールディングスの第1四半期は増収増益も「アニヴェルセル」が営業赤字
(画像=「セブツー」より引用)

AOKIホールディングスは8月8日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高は428億8700万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は23億5400万円(同3.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億2300万円(同12.7%増)と増収増益だった。

AOKIホールディングスは、ファッション事業とエンターテイメント事業、アニヴェルセル・ブライダル事業を展開しているが、それぞれの事業で既存店が好調に推移し、第1四半期としては4期連続での増収増益となった。

売上高構成比でほぼ半数を占めるファッション事業は、売上高は前年同期比3.3%増となる218億300万円、営業利益は29.0%減となる9億700万円だった。スーツなどの重衣料は苦戦したが、パジャマスーツなどのカジュアル衣料やクールビズ関連の商品が好調だった。

エンターテイメント事業は、売上高は前年同期比0.9%増となる182億400万円、営業利益は同24.8%増となる14億9600万円で、第1四半期としては過去最高益だった。AOKIホールディングスはカラオケの「コート・ダジュール」、ネットカフェ&複合カフェの「快活CLUB」を展開しているが、営業効率が改善しておりエンターテイメント事業は増収増益だった。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高は前年同期比15.6%増となる23億6000万円、営業利益は2億1300万円の赤字(前年同期は2億1300万円の赤字)だった。前年の同期間中は休館していた「アニヴェルセル(ANNIVERSAIRE)」の表参道店が稼働したことで増収だったものの、みなとみらい横浜店が改装の影響で既存店全体の施行組数が減少した。

AOKIホールディングスの2025年3月期の連結業績予想は、売上高は1915億円(前年比2.0%増)、営業利益は150億円(同8.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は80億円(同5.6%増)としている。