世界的にバドミントン市場が活況でヨネックスの第1四半期は2桁の増収増益
(画像=「セブツー」より引用)

「ヨネックス(YONEX)」ブランドを国内外で展開するヨネックスは8月9日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高は310億6700万円(前年同期比11.0%増)、営業利益は33億1900万円(同19.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は27億9700円(同15.4%増)と増収増益だった。

主力のスポーツ用品事業が、好業績を力強く牽引している。日本ではバドミントン需要が継続して堅調で、ソフトテニスのラケットの新製品の販売が好調だった。売上高は131億3300万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は6億400万円(同37.6%増)だった。

中国と台湾を中心にするアジアでの売上高も、バドミントン市場が活況で大幅な増収増益だった。売上高は146億8500万円(前年同期比23.3%増)、営業利益は23億5000万円(同36.5%増)だった。

ドイツとイギリスで展開している欧州事業は、売上高は前年同期から18.0%増の14億600万円だったものの、営業利益は同0.4%減となる1億3500万円だった。欧州の専門誌でヨネックスのラケットが評価されており、販売が拡大したが、人件費や広告宣伝費などの販管費が増加したため減益だった。

北米は唯一、前年同期からマイナスとなったエリアで、売上高は16億2700万円(前年同期比6.1%減)だった。前年同期の販売が大幅に増加し、その反動で減収となったが、営業利益は前年同期から4.9%増となる2億2500万円だった。

2025年3月期の通期業績予想は、売上高は1260億円(前年比8.2%増)、営業利益は125億円(同7.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は93億円(同5.0%増)としている。