はるやまHDの第1四半期は営業利益、最終利益ともに赤字幅が拡大
(画像=「セブツー」より引用)

紳士服大手のはるやまホールディングス(以下、はるやまHD)は8月9日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高は75億9000万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は1億3800万円の赤字(前年は3400万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億2700万円の赤字(同2億6400万円の赤字)と減収減益だった。営業利益、最終利益ともに赤字幅が拡大している。

物価上昇による節約志向から厳しい経営環境が続いているが、はるやまHDは若い世代の男性をターゲットにした新ブランドの商品展開を拡充している。また、ボディリフレッシュカプセルを始め、さまざまなサービスとリラックス空間を提供する「ほっとひと息ステーション」の展開を計画しており、同期間中に2店舗でサービス提供を開始している。

はるやまHDの店舗数は6月末時点で373店舗。78億9600万円の最終赤字を計上した2022年3月期末で411店舗を展開していたが、1割ほどの不採算店舗を閉鎖し、効率化を進めていく。なお、はるやまHDは広告代理業にも参入しているが、重要性が乏しいという理由から経営成績は未発表とした。

はるやまHDの2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は360億円(前年比0.2%増)、営業利益は5億円(同46.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億円(同26.0%減)としている。