ゼビオホールディングス(以下、ゼビオHD)は8月9日、2025年3月期の第1四半期決算(4月1日〜6月30日)を発表した。売上高は651億4200万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は38億5400万円(同46.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は27億8500万円(同40.1%増)と増収増益だった。最終利益の今期予想である30億200万円を第1四半期でほぼ達成するほどの勢いだ。
ゼビオHDは、「スーパースポーツゼビオ(THE SUPER SPORTS XEBIO)」や「ヴィクトリア(Victoria)」「エルブレス(L-Breath)」などのスポーツ用品専門店を6月末時点で891店舗展開している。健康志向への高まりや外出需要の拡大などが、スポーツウェアやシューズなどのスポーツ用品の売れ行きにつながっているようだ。
ゼビオHDの主力カテゴリーは、ゴルフと一般競技スポーツ・シューズの2つだ。ゴルフ部門の売上高は215億3700万円(前年同期比0.1%増)、一般競技スポーツ・シューズ部門の売上高は243億2000万円(同8.5%増)と前年同期を上回った。スポーツアパレル部門も好調で、売上高は72億8400万円(同4.5%増)だった。
一方、キャンプブールなどが落ちついた影響で、アウトドア・その他部門はカテゴリー別で唯一、前年同期からマイナスとなった。売上高は80億2500万円(同3.6%減)だった。
ゼビオHDの2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は2509億5800万円(前年比3.5%増)、営業利益は62億8400万円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億200万円(同15.8%減)としている。業績予想の修正は行なっていない。