メルカリの今期は過去最高の売上収益も米国事業は営業赤字が続く
(画像=「セブツー」より引用)

フリマアプリ「メルカリ(mercari)」を展開するメルカリは8月13日、2024年6月期の通期連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高にあたる売上収益は1874億700万円(前年比9.0%増)、営業利益は174億8600万円(同6.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は134億6100万円(同2.7%増)と増収増益となり、売上収益は過去最高を更新した。

国内でのフリマアプリなどのマーケットプレイス事業は、流通総額が初めて1兆円を突破し、前年から9%増となる1兆727億円を計上。売上収益は1072億円(前年比5%増)だった。「メルカード」などのフィンテック事業も好調で、発行枚数が340万枚を突破したことで、売上高は437億円(同40%増)だった。

一方で、米国事業は3期連続で減収となった。売上高は2億9300万ドル(約430億7100万円、前年比9%減)、調整後営業利益は1700万ドルの赤字(約24億9900万円、前年は4800万ドルの赤字)だった。営業利益の赤字幅は改善されたものの、赤字が続いている状況だ。

メルカリの2025年6月期の連結業績予想は、売上収益は2000〜2100億円(前年比6.7%〜12.1%増)、営業利益からその他の収益・その他の費用等を控除したコア営業利益は220〜250億円(同16.6%〜32.5%増)としている。

1ドル=147円換算(8月14日時点)