出社義務もなし!「スターバックス」が新CEOに145億円の報酬を用意
(画像=「セブツー」より引用)

米国のコーヒーショップ大手の「スターバックス(Starbucks)」を展開するスターバックス社の会長兼CEO(最高経営責任者)に就任するブライアン・ニコル(50歳、Brian Niccol)氏の報酬が最大で1億ドル(約145億円)にのぼることがわかり、話題になっている。

スターバックスの創業者で名誉会長のハワード・シュルツ(Howard Schultz)氏も、「私は彼を尊敬し、全面的に支持します」と述べており、全幅の信頼を寄せているようだ。

ブライアン・ニコル氏は、マイアミ大学に入学しエンジニアリングを学び、1996年に同大学を卒業するとシカゴ大学のビジネススクールでMBAを取得している。大学卒業後は、プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)でキャリアをスタートしている。

その後、2018年にメキシカンレストランをチェーン展開するチポトレ・メキシカン・グリル(Chipotle Mexican Grill)のCEOに就任、在任中に売上高を約2倍、利益を約7倍、株価を約8倍にまで成長させた。

9月9日にスターバックスに入社する予定のブライアン・ニコル氏は、役員報酬として160万ドル(約2億3200万円)、入社時のボーナスとして1000万ドル(約14億5000万円)、7500万ドル(108億7500万円)相当のスターバックスの株式付与、基本給の225%の年間インセンティブという報酬が用意されており、合算すると1億ドルを超える可能性がある。

さらに、シアトル本社への通勤義務はなく、リモート勤務が認められているという。しかし、ブライアン・ニコル氏はカリフォルニアにある自宅からプライベートジェットで毎週通勤することも検討しているという。

業績が低迷するスターバックスだが、破格の報酬に見合うのかどうか、ブライアン・ニコル氏の手腕に大いに注目だ。

1ドル=145円換算(8月22日時点)