この記事は2024年8月26日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年8月26日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
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現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が上昇、ドルは全面安の展開で引けた。
先週前半からのドル売りの流れを一段と加速させたのは、パウエルFRB議長のジャクソンホール経済シンポジウムでの講演だった。9月の利下げの開始を明言したことで、ドルが大幅安となり週を終えている。
円の上昇率は+2.24%、週間の値幅も4円ちょうどまで拡大、米ドル/円は値幅を伴って下落している。ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドルなど欧州通貨の対ドル相場も年初来高値の水準に位置しており、一段高の様相を呈す。
現在の為替相場の戦略やスタンス
週明けは、ジャクソンホール会合後のドル売りの着地点、居心地の良い水準を模索する動きと予想する。
本日26日(月)は英国市場がサマー・バンク・ホリデーで休場でもあり、月曜の早い時間にドル売りの流れが一旦収束に向かう可能性もある。
米ドル/円は8月5日(月)の安値に3円弱と迫り、状況次第では140円割れも覚悟しないといけない状況になってきた。引き続き、戻りは売りだろうが、今週30日(金)の米国のコアPCEデフレーターの結果を慎重に見極めたいところだ。
今週は米ドル/円で141.50~146.00円、ユーロ/米ドルで1.1100~1.1300ドル、ユーロ/円で159.00~163.50円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。