主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年8月27日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼26日(月)の為替相場
(1):中東の地政学リスクが高まり円買い
(2):独IFO企業景況感指数は予想ほど低下せず
(3):リッチモンド連銀総裁は25bp利下げを支持
(4):米耐久財受注は予想を上回る
▼26日(月)の株・債券・商品市場
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26日(月)の為替相場
期間:26日(月)午前7時00分~27日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中東の地政学リスクが高まり円買い
週末25日にレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイスラエルに対し大規模攻撃を実施したことを受けて円買いが先行。ドル/円は144円台を割り込み、クロス円でも円高に振れた。
(2):独IFO企業景況感指数は予想ほど低下せず
独8月IFO企業景況感指数は86.6と前回(87.0)から小幅に低下したものの、市場予想(86.0)は上回った。IFO経済研究所は「ドイツ経済はますます苦境に陥っている」との見解を示した。
(3):リッチモンド連銀総裁は25bp利下げを支持
リッチモンド連銀のバーキン総裁は、労働市場の下振れリスクを背景に利下げを支持しているとしつつ も「利下げを行えば住宅などの需要が押し上げられ、長期的にインフレ加速につながる可能性がある」と指摘。利下げについては「試行錯誤」のアプローチをとっていると述べて、9月の利下げは50bp(0.50%ポイント)ではなく、25bpを支持する考えを示唆した。
(4):米耐久財受注は予想を上回る
米7月耐久財受注は前月比+9.9%と市場予想(+5.0%)を上回った。輸送用機器を除いた受注額は前月比-0.2%だった(予想-0.1%)。
26日(月)の株・債券・商品市場
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