人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:直近レンジ内での推移が中心
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。前週末に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が9月の利下げ開始をほぼ明言したことでドル売りの流れが継続し、東京時間には143.44円前後まで下落。「令和のブラックマンデー」とも言われた今月5日以来の安値を付けた。欧州時間に入ると、今年のFOMCでの投票権を持つ米リッチモンド連銀のバーキン総裁が利下げに対して一定の理解を示しつつも「インフレには依然として上振れリスクがある」と語ったことなどから、9月の50bp(0.50%ポイント)利下げ期待が後退。米10年債利回りが上昇に転じたこともドルの買戻しを誘い、144.65円前後まで反発した。
本日も市場の焦点は引き続き9月FOMCでの利下げ幅となる。ただ、次週の米8月雇用統計の結果が9月の利下げ幅に大きな影響を与えるとの見方から、それまでは方向感が出にくいとみている。米経済指標が大きく崩れない限りは直近レンジ内での推移が中心となりそうだ。なお、本日は8月消費者信頼感指数や8月リッチモンド連銀製造業指数などが発表される。
注目の経済指標:米消費者信頼感指数
注目のイベント:米2年債入札
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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