「プリウスは人気があるけど実際は高く買い取ってもらえるの?」「プリウスの買取相場が知りたい」トヨタのプリウスは人気車種のひとつですが、人気に比例してプリウスからの乗り換えを検討する人も多いです。本記事ではプリウスの買取相場が知りたい方に向けて以下の解説をします。

  • プリウスの特徴
  • 年式別の買取相場
  • 走行距離別の買取相
  • 高価買取のポイント

この記事を読むことで愛車のプリウスの市場価値や査定相場が理解できるでしょう。

買取市場におけるプリウスの特徴

トヨタ プリウス
(画像=「Car Me」より引用)

プリウスは、トヨタ自動車により1997年から発売されているハイブリッドカーです。

優れた燃費性能と走行性能により、国内外で高い人気を誇っています。

しかし、新車の登録台数が多い車種ほど供給過多に陥りやすく、中古車の市場では値段が付きづらいのが現状です。

プリウスの中古車市場においては、人気車種ゆえに流通している台数も多く、リセールバリューはやや高い程度に留まっています。

グレード別にみると、標準的な「S」と最上級の「Aプレミアムツーリングコレクション」の需要が比較的高いです。

カラー別では、流行り廃りのないホワイトやブラック、シルバー系のカラーの買取額が高い傾向です。

年式別プリウスの買取価格の相場

プリウスは初代の型から4代目まで存在します。

モデルによって人気の度合いや買取相場が異なりますが、比較的高年式車は買取相場が高い傾向です。

ここからはプリウスの年式別に買取価格の相場を解説します。

初代 NHW10・11型(1997年 - 2003年)

初代プリウスの買取相場は現時点で5~12万円ほどです。

初代プリウスは初登場時の1997年から2003年にかけて発売されていたモデルです。

世界初の量産ハイブリッドカーとして話題となり国内外、特にアメリカを中心に高い人気を誇りました。

モデルとしては古いものになるため、あまり高額な査定は期待できないでしょう。

2代目 NHW20型(2003年 - 2011年)

2代目プリウスの買取相場は現時点で15万円~30万円ほどです。

初代プリウスのセミノッチバック4ドアセダンから、5ドアハッチバックへボディスタイルが大きく変化したのが2代目です。

ハイブリッドシステムがさらに進化し、燃費も向上しました。

横滑り防止機能やパワーステアリングを制御する「S-VSC」といった世界初の先進技術を搭載したモデルです。

3代目 ZVW30型(2009年 - 2015年)

3代目プリウスの買取相場は現時点で15万円~70万円ほどです。

ハイブリッドシステムを一新した「THS Ⅱ」を採用し、排気量を1.8リッターへ拡大しました。

電動式冷却水ポンプや排気熱再循環式ヒーターシステムの導入などの燃費向上対策により、さらなる燃費向上を実現しています。

2012年にはプラグインハイブリッドモデルの「PHV」を発売しました。

4代目 ZVW50(2015年 - 2023年)

4代目プリウスの買取相場は現時点で118万円~140万円ほどです。

現行型である4代目は重心を大幅に低くし、トライアングルシルエットの進化により世界トップレベルの空気抵抗係数を実現しています。

燃費もJC08モードで40.8km/Lを達成しながらも走行性能も追求した画期的なモデルです。

革新的な性能の向上と独創的なデザインにより人気も高く、買取相場も比較的高い水準といえます。

走行距離別(5万キロ・7万キロ・10万キロ)プリウスの買取価格の相場

プリウスの走行距離による買取相場の変化がどの程度なのか気になる方も多いでしょう。

一般的な車両と同様に、プリウスの場合も走行距離が長くなるほど査定額は下がる傾向にあります。

ただし年式やグレード、車の状態によっても査定額が大きく変わるため、参考程度に理解しておくと良いでしょう。

ここからはプリウスの買取相場を走行距離別に解説します。

5万キロ走行のプリウスの買取相場

5万キロ走行したプリウスの買取相場は20万円~220万円です。

走行距離が5万キロ程度の場合、現行モデルをはじめとする高年式車であることが多いため価格上限は高めです。

3~5年落ち程度の車が多いですが、なかには低定年式でほとんど使用していないケースもあります。

7万キロ走行のプリウスの買取相場

7万キロ走行したプリウスの買取相場は20万円~150万円ほどです。

6~7年落ち程度の車が多く、その間にモデルチェンジが実施されることで買取相場が下がる傾向にあります。

7万キロを超えるとある程度使用感も出てくるため、車の状態を考慮すると価格の下落は避けられないでしょう。

2~3年落ちで短期間に多走行しているような車や、ハイグレードな車であればそれなりの買取価格も期待できます。

10万キロ走行のプリウスの買取相場

10万キロ走行したプリウスの買取相場は8万円~110万円ほどです。

走行距離10万キロは車の寿命の目安として捉えられることも多く、メーカー保証の対象外になるタイミングでもあります。

年式で見ても2代目や3代目の9~10年落ちの車が多く、今後の故障や不具合のリスクも高くなることから買取相場も低めです。

ただし、昨今ではメンテナンスがしっかりされていれば20万キロ以上走行していても故障ひとつない車も珍しくありません。

とはいえ10万キロを超えるような車は中古車市場でも需要は低くなるため、買取額も比較的下がりやすいでしょう。

プリウスは下取りより買取のほうが高い

プリウスからの乗り換えを検討している場合、ディーラーの下取りよりも買取専門店での売却がおすすめです。

下取りでは購入に伴って手続きや引き取りのタイミング、金額面の調整を同時に行うので時間や手間を省けるのが大きなメリットです。

しかし、一般的に下取りの査定額は買取査定よりも低い傾向にあります。

お金よりも効率性を重視したいという方は下取りで売却するのも良いですが、多くの方は少しでも高く売りたいと考えているでしょう。

車買取専門店では自社での直販や海外輸出、オークションへの出品など独自の販路を確保しているため高価買取が可能です。

ディーラーとは違い、買い取った車をより高く販売する方法を実践できるからこそ、高い査定額を提示できます。

納車日と売却日をうまく調整する必要がありますが、できるだけ高く売りたい場合には下取りより買取で手放すほうがお得だといえます。

プリウスの買取でおすすめの買取専門店3選

プリウスを買取専門店で売却するにあたり、どこの買取店を選ぶべきか悩む方も多いでしょう。

中古車の買取に力を入れている会社はいくつか存在しますが、主に以下の3社がおすすめです。

  • カーネクスト
  • ガリバー
  • アップル

それぞれに特徴や強みとするポイントが異なるため、詳しく解説します。

株式会社カーネクスト
カーネクスト

カーネクスト
(画像=「Car Me」より引用)

独自の販売ルートを多数保有

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

株式会社IDOM
ガリバー

ガリバー
(画像=「Car Me」より引用)

累計販売台数150万台を誇る自動車買取専門店

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

アップルオートネットワーク株式会社
アップル

アップル引用
(画像=「Car Me」より引用)

全国262店舗へ拡大展開

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

プリウスを高価買取するためのポイント

プリウスを少しでも高く売りたいたいという方は、以下のポイントを踏まえておきましょう。

  • 複数の買取店に査定してもらう
  • 洗車や車内清掃をしておく
  • 純正パーツは外さない
  • 売る時期が大切

ちょっとした工夫次第で、より高額な査定を引き出せます。

ここで紹介する方法を実践し、満足のいくプリウスの売却をしましょう。

複数の買取店に査定してもらう

買取店にプリウスを査定してもらう際には、1つの店舗だけではなく複数の買取店から査定見積もりをもらいましょう。

複数社で競合させることでより高い査定額を引き出せる可能性があります。

複数の査定を受ける際は、一括査定がおすすめです。

簡単な車の情報を入力して申し込めば、自動的に複数の買取店が査定金額を提示してくれます。

ほとんど手間がかからないうえに、最も高額を提示してくれる買取店に売却できるので効率的かつお得に売却ができます。

洗車や車内清掃をしておく

査定を依頼する前に、自分でできる範囲で洗車や車内の清掃をしておくのも大切です。

実際には車をきれいにすることで査定額が大きくアップすることはありません。

しかし、車が著しく汚れていたり内装が汚かったりする状態で査定する場合、査定士からの印象が悪くなります。

場合によっては車の手入れができていないと判断され、「他にもマイナスな点があるのではないか」という目線で査定されるかもしれません。

マイナスな評価を受ける原因を作らないためにも、査定前に車内外の清掃はしておくべきでしょう。

純正パーツは外さない

カーナビやサンルーフなどの純正オプションが取り付けられている場合は、外さずに装備させておくと査定額アップにつながります。

どのくらいのプラス査定になるかは査定する買取店やオプションパーツによって異なります。

メーカーオプションとディーラーオプションの2種類がありますが、安全装備など後付けが難しいメーカーオプションの方が評価されやすいです。

ただしETCやタイヤなどは、社外品で代用しやすく査定にはほぼ影響しないので注意しましょう。

社外のパーツの使用や個性の強いカスタマイズをしている場合に関してはマイナス評価になる可能性があるため、外しておくほうが無難です。

売る時期が大切

車には比較的高く売れる時期があるので、車の売却時期も意識する必要があります。

年間のうちで高額査定が出やすい時期は1月~2月といわれています。

年度末は社会人の新しい生活のスタートとして中古車の需要が高まる時期であると同時に、買取店の決算期です。

買取店も決算期に売上を伸ばしたい時期なので、買取にも力を入れる傾向があります。

そのほかにも、8月や12月もボーナスの影響で中古車の需要が高まるため、高価買取が期待できるでしょう。

ただし、基本的に中古車は時間が経つほど買取額は下がるため、先延ばししすぎると損になる可能性があります。

ある程度シミュレーションをしながら売却のタイミングを決めましょう。

プリウスの買取のまとめ

プリウスは高い燃費性能や走行性能から固定のファンも多く、人気の車種です。

新車の登録台数が多い反面、中古車の供給過多が起きやすくリセールバリューがそれほど高くないのが現状です。

しかし、人気の高い型やハイグレードのプリウスは中古車の需要も高いため高額査定につながりやすいです。

プリウスを高く売りたいと考えている方は、複数の買取店から査定を受けると良いでしょう。

高く売るためのコツを押さえ、より高額で買い取ってくれる買取店を選ぶことが失敗しないために重要です。