人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:もみ合う展開となりそう
30日のドル/円は1週間ぶりに146円台を回復。終値は前日比1円20銭あまり高い146.21円前後だった。NY市場では、米7月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)発表後の米長期金利上昇や、月末の特殊フローと見られるドル買いを背景に一時146.25円前後まで上昇した。米7月PCEデフレーターの前年比の伸び率は6月と同水準で、市場は9月の大幅利下げを正当化する内容ではないとの見方に傾いた。とはいえ、米金利先物は9月の50bp(0.50%ポイント)利下げの可能性を依然として30%織り込んでいる。米国の利下げ幅(を巡る市場観測)は今週6日の米8月雇用統計に委ねられることになった。また、8月雇用統計の前哨戦として、明日3日に米8月ISM製造業景況指数(雇用指数)、4日に米7月JOLT求人件数、5日に米8月ADP全国雇用者数と雇用関連の重要統計が連日発表される。本日は、これらを前に様子見ムードが広がりやすい上に、米国がレーバーデーの祝日でNYの株式・債券市場は休場となる。ドル/円は145~146円台でもみ合う展開となりそうだ。
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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