自民党の小泉進次郎・元環境相が9月6日に自民党総裁選への出馬を正式に表明した。小泉進次郎氏は横須賀市と三浦市の神奈川県第11区が選挙区で、2021年の衆院選では79.2%の得票率を獲得しており、圧倒的な地盤を形成している。当選回数も5回を数え、地元での人気がうかがえる。
小泉進次郎氏は立候補に際して、政策活動費の廃止や解雇規制の見直し、ライドシェアの全面解禁などといった具体的な政策を掲げており、本命候補のひとりと目されている。小泉進次郎氏の今後の動向が注目されるなか、「小泉進次郎」関連銘柄も動意づいている。
小泉進次郎氏の地元である横須賀や藤沢、川崎で百貨店とファッションビルを運営するさいか屋だ。台風の影響で延期にはなったが8月30日に出馬表明の記者会見を行うと発表した8月23日の株価は前日から17.4%上昇し、さらに週が明けた26日には14.2%上昇している。26日の出来高は200万株超となり、1カ月前の7月26日と比べて約100倍の売買を記録している。
だが、正式に出馬表明をした9月6日には、前日の終値が637円だったさいか屋の株価は、15.7%下落し100円安となる537円まで値を下げてストップ安となった。それでも年始の1月4日に368円の始値だったさいか屋の株価はストップ安となった9月6日までに45.9%も上昇しており、まさに「株価もセクシー」と言いたくなる騰勢だ。史上最年少の首相が誕生した場合、日本株もこの勢いで上昇することを期待したい。