美容用品を取り扱うビューティガレージは9月9日、2025年4月期の第1四半期決算(5〜7月)を発表した。売上高は78億8100万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は3億1500万円(同18.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億4400万円(同6.2%減)と増収減益だった。
主力の物販事業は、取引先である美容サロンの来店客数や客単価の上昇が続いており、自社運営のECサイト「BEAUTYGARAGE Online Shop」が好調だったことから、前年同期から13.8%増となる68億1413万円の売上高だった。ただ、「ビューティワールドジャパン」などへの出展や来期に稼働する予定の物流センターの開設準備などへの支出が響き、営業利益は前年同期から10.9%減となる3億1928万円だった。
店舗設計事業は、美容サロンの開業が集中した前期の反動や月をまたいだ工事が増加したことから、前年同期から32.1%減となる5億1631万円の売上高だった。営業利益は1180万円の赤字(前年は3378万円の利益)だった。
また、ビューティガレージは同日、マレーシアに100%子会社を設立したと発表した。クアラルンプールを拠点に、理美容やエステ用品を始め、化粧品や美容機器などを販売する。ビューティガレージは2021年にコロナ禍でロックダウンが続いていたマレーシアから撤退していた。
さらにこの日、ビューティガレージは16万株を上限に最大で2億円の自社株式の取得も発表した。株主還元を行い、資本効率の向上を図る。
ビューティガレージの2025年4月期通期の連結業績予想は、売上高は339億8700万円(前年比13.9%増)、営業利益は18億1600万円(同6.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億1000万円(同11.6%増)としている。