中国での売上高が8割を超えるアクシージアの通期決算は営業利益が半減
アクシージアが2023年に中国の「リージェント上海浦東」とコラボレーションしたスイートルーム(画像=「セブツー」より引用)

アクシージアは9月13日、2024年7月期の通期決算を発表した。売上高は121億9200万円(前年比7.5%増)、営業利益は9億1800万円(同51.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億9400万円(同40.3%減)だった。

アクシージアは、高価格帯化粧品「ザ ビー(THE B)」を始め、「アクシージア(AXZIA)」や「エイジセオリー(AGTHEORY)」、サプリメントブランド「レヴウェル(RevWell)」など9ブランドを展開している。特に中国市場では、積極的に広告を投下し、ライブ販売を実施するなど、販促活動を強化してきた。

こうした展開が奏功したことで、売上高は過去最高を更新したものの、インフルエンサーに支払う広告宣伝費と支払手数料が増加したことなどから、営業利益は前年からほぼ半減した。

アクシージアは越境ECを主軸にした販売チャネルで成長を続けてきた。特に中国市場は売上構成比の82.3%を占めており、今期の売上高は100億円を計上している。一方、今後も中国市場での展開を強化していくが、東南アジアでの販売も推し進めていく考えだ。東南アジアにおける今期の売上高は4500万円だったが、高い成長が今後見込め、昨年9月には東南アジアでの展開拠点としてシンガポールに子会社を設立している。

アクシージアは同日、2024年7月期の連結業績予想を発表しており、売上高は154億1700万円(前年比26.4%増)、営業利益は9億4100万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億3600万円(同19.8%減)としている。